衛生委員会のテーマ(議題)資料を提供しています。


このページでは、
産業医に頼らずに、企業主体の労働安全衛生管理を応援するための資料を提供させて頂いております。

あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。



会社名(産業医の方は産業医とお書き下さい)
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電話番号
郵便番号
都道府県
住所1
テーマ 脂質代謝異常症(高脂血症・高中性脂肪)
海外渡航(出張者・旅行者への注意)
職場のメンタルヘルス対策管理監督者によるラインによるケア
職場のハラスメント(パワーハラスメント)
職場の食中毒対策
アルコールとの上手な付き合い方
職場の新型インフルエンザと季節のインフルエンザ対策
熱中症と冷房病


【この資料を衛生委員会でうまく利用するコツ】
実際の衛生委員会では、身近な健康ネタから、
過重労働、健康診断、うつ、復職などなど、
扱う内容のシリアス度も様々です。

シリアスなものほど、
直接、委員会の議題としてしまうと、
どうしても堅苦しい委員会になってしまったり、
労働組合との関係がぎくしゃくしてしまったり、
従業員がそれを企業のリスクマネジメントだと疑ったり、
する心配があります。

そうならないためには、どうすればいいのでしょうか?

そうした内容も、
毎月のテーマとして、
まずは、委員会の後半でやわらかく扱うことで、
衛生委員会は会社の利益やリスクマネジメントのためである、
という雰囲気印象を和らげることができます。


ここで提供させ

受動喫煙防止対策について

産業医から喫煙・禁煙・受動喫煙に関するお知らせです。
あなたの会社の衛生委員会のテーマとしてみては、いかがでしょうか?


○ 今後の受動喫煙防止対策の基本的な方向性
  • 多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべき
  • 全面禁煙が極めて困難な場合は、当面、施設に応じて適切な受動喫煙防止対策を進める
  • 特に、屋外であっても子どもの利用が想定される公共的な空間は受動喫煙防止のための配慮が必要
○ 受動喫煙防止措置の具体的な方法
  • 多数の者が利用する公共的な空間は原則として全面禁煙とし、その旨を表示するとともに来客者にも理解と協力を求める
  • 官公庁や医療施設においては全面禁煙とすることが望ましい
  • 全面禁煙が極めて困難な場合は、施設管理者に対して、当面、喫煙可能区域を設定する等の受動喫煙防止対策を求め、将来的には全面禁煙を目指すことを求める
  • 全面禁煙が極めて困難な場合でも、非喫煙場所にたばこの煙が流れ出ないような措置を講じるよう努める必要があり、喫煙可能区域に未成年者や妊婦が立ち入らないような措置を講じる必要がある

ちなみに、
職場における受動喫煙防止対策に関しては、別途検討されており今後対策が示されるとのことです。

情報のソースはこちらへどうぞ

 産業医.comは職場の禁煙を応援しています。

産業医からもお知らせ、労働基準法が改正されます(平成22年4月1日施行)

産業医.comからお知らせです。産業衛生に関わる人は是非お読みください。

平成22年4月1日に労働監督基準法が改正されます。
その趣旨は、
1.長時間労働の抑制による健康確保
2.事後とと生活の調和
であると思われます。

ちなみに、厚生労働省のHPによると、
「長時間労働者の割合の高止まり等に対応し、生活時間を確保しながら働くことができるようにするため、労働時間制度の見直しを行う等所要の改正を行う。」とのことです。

20100401 労働基準法改正









主な改正点は3点。
1.割増賃金率の引き上げ
2.時間外労働削減の努力目標
3.時間単位の年次有給休暇
です。詳しくは、厚生労働省のHPよりどうぞ。


平成18年4月1日に改正された労働安全衛生法により、いわゆる過重労働面談が始まりました。
しかし、実態として、面接指導を受ければ、それが免罪符であるかのように働き続けて(働き続けさせて?)OKと、考えている企業も あるようですが、今回の労働基準法の改正でそこらへんの意識改革が必要かと思われます。


 

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メタボ腹囲基準では、心筋梗塞や脳梗塞の発症の危険性を判断することができない!

産業医も気になるニュースです。

メタボ腹囲は科学的根拠なし‐厚生労働省研究班

これまで、メタボ検診の腹囲基準については、様々な意見がありました。

厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大教授)による大規模調査によれば、腹囲の数値によって、心筋梗塞や脳梗塞の発症の危険性を判断することができないそうです。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の適正な診断基準を検証していた厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)は9日、診断の必須項目の腹囲の数値によって、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できないとする大規模調査の結果をまとめたとのこと。

現在の腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)の科学的根拠を覆すもので、診断基準の見直しに影響しそうですね。


—————-
現在の腹囲基準は、学会などが集めた小規模の研究データを基に、「腹囲が基準を超えると、内臓脂肪が蓄積して生活習慣病のリスクが急激に高まる」という前提で設定されたものです。

今回研究班は、全国12か所の40~74歳の男女約3万1000人について、心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調査。腹囲が大きくなるほど発症リスクは増加したが、特定の腹囲を超えるとリスクが急激に高まるという線引きは困難だった。

同研究班は昨年、腹囲が男性85センチ、女性80センチを超えると、血糖や脂質、血圧などの検査データの異常が急激に増えることを明らかにしたが、今回の発症リスクとの関連では腹囲基準の妥当性は導き出せなかった

国際的には、腹囲を必須とせず、総合的にメタボを診断するのが主流。米国では、腹囲(男性102センチ以上、女性88センチ以上)は中性脂肪、HDLコレステロール、血圧など五つの診断基準の一つに過ぎない。日本の腹囲基準は、他の先進国に比べて、男性が厳しすぎ、女性は甘すぎると指摘されていた。

ただ、今回の研究でも、肥満の人ほど発症しやすいことは示された。現行の基準でメタボと診断された人は、そうでない人に比べて発症リスクは男性で1・44倍、女性で1・53倍だった。
——————
 
最適な腹囲基準の議論をする必要がありますね。
その前に、腹囲基準を要するのかを検討する必要もありますね。 

都道府県別 新型インフルエンザワクチン健康成人接種開始日一覧

産業医.comも注目していた情報です。
健康成人(=働く人の多くが該当)に対する新型インフルエンザワクチン接種開始日の一覧です。

日本では、季節性インフルエンザの流行は毎年1月末から2月中旬にかけてピークを迎えることが多いです。
今年は、新型インフルエンザの流行のピークがもう一度ある可能性も否定できません。
職場での新型インフルエンザ対策にご活用頂ければ幸いです。



詳細な情報については、各都道府県の発表を参照してください。

  接種開始日
都道府県名健康成人都道府県名健康成人
北海道1月22日三重県1月27日
青森県1月25日京都府1月18日
岩手県1月27日大阪府1月25日
宮城県1月25日兵庫県1月25日
秋田県1月27日奈良県1月27日
山形県1月25日和歌山県1月25日
福島県2月1日鳥取県1月19日
茨城県1月16日島根県2月5日
栃木県1月29日岡山県1月19日
群馬県1月21日広島県1月19日
埼玉県1月19日山口県1月23日
千葉県1月21日徳島県1月26日
東京都1月18日香川県1月25日
神奈川県1月21日愛媛県2月1日
新潟県1月20日高知県2月1日
富山県1月25日福岡県1月19日
石川県

1月21日(優先以外の医療従事者等)
2月2日(健康成人等)

佐賀県1月21日
福井県2月2日長崎県1月22日
山梨県1月19日熊本県1月25日
長野県2月1日大分県1月20日
岐阜県1月27日宮崎県1月25日
静岡県1月27日鹿児島県2月1日
愛知県1月26日沖縄県1月18日
滋賀県1月16日

塩分とりすぎは、循環器疾患と癌のもと!?

循環器疾患やがん発症、塩分取りすぎで高リスク 厚労省研究班

厚生労働省研究班は4日、1日の間に摂取する塩分が多い人は循環器疾患になるリスクが最大で19%高くなるとする研究結果を発表した。

また、高濃度の塩分を一気に取り込んでしまう塩漬け食品などを多く食べる人は、がんの発症リスクが最大15%高まることもわかった。
 
 
調査は、がん、循環器疾患の既往歴がない45~74歳の約8万人を8年間、追跡調査した

食生活などを聞き対象者を、食事全体の塩分(ナトリウム)摂取量、塩辛や漬物、イクラなど塩漬け食品の摂取量によって最も多い(1日17.8グラム前後)から最も少ない(1日7.5グラム前後)まで5グループに分け、6~9年間の調査期間中のがん、循環器疾患の発症状況を調べた。

この間に4476人ががんと診断され、2066人で脳卒中や心筋梗塞(こうそく)など循環器疾患を発症した。 


産業医のコメント;

がんと循環器疾患は日本国民の死因の1~3位、全体の6割近くを占めます。

胃がんなど一部の疾患では塩分との関係性が知られていましたが、今回の結果は、塩分の取りすぎが多くの生活習慣病に影響するとのデータが示されたという点でnewと思います。


やっぱり、塩分は、日本人3大死因の引き金なんですね。
 
調味料の塩分を減らし、塩漬け食品を食べる回数を減らすことで、多くの生活習慣病を予防できるということかもしれません。

産業医もtwitter

twitterをはじめてみました。
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産業医的から見た できる人の「5Cの能力」

産業医として思うこと。

産業医.comは働く人の心と体の健康を応援しています。
そして、従業員の健康の実現を目指す企業をサポートしています。

一昨年来の金融危機以後の現代社会をうまく乗り切る「働く人」には共通する性格的特徴「5Cの能力」があると感じます。

Competence   能力
Confidence    自信
Communication 関係
Character    人格
Compassion   思いやり   
   
5Cは単独で成り立っているのではなく、互いに関連性があります。

「能力」とは、学力だけでなく、社会生活や仕事上の様々な手腕も意味します。
 
「自信」とは、自分は重要な何かをやり遂げられるとでもあり、自尊心を持つことでもあります。

「関係」とは、社会(会社など)だけでなく、個人的生活(家庭など)においても、バランスのとれた良好な人間関係を築けていることです。

「人格」、「思いやり」…言わずもがなです。


そして、理論上は、これらの特徴は6番目のCである
 
Contribution 貢献

につながると感じます。

以上、あなたのヒントに、あなたの会社のヒントになれば幸いです。

産業医として持ち続けたい「5Cの意識」

産業医として目指したいこと。

「5Cの意識」

産業医面談(Company Doctor’s Consultation)は、産業医と一般社員の最大の接点です。
 
会社がしっかりした産業医を雇っていれば、従業員の満足度はあがりますし、??な産業医だと、会社サイドへの評判にも影響しかねます。


産業医面談の内容は、健康診断の結果の相談などが主流ですが、メンタルヘルス(ストレス)関係の相談から、資格取得勉強中や目標実現中の方の相談など様々です。


人は、その時々の
エネルギーレベルに応じて求めている内容が異なりますので、それに応じて、産業医面談の目的も変わります。

 
産業医は、面談者のエネルギーレベルに応じて一番適している手法を選択する必要があると感じます。

——————————————–
エネルギーレベルの高い人には、コーチング(Coaching)のスタンス
相手の問題点や解決法を見えるようにすること。

エネルギーレベルの低い人には、カウンセリング(Counseling)のスタンス
相手の現在の問題点を解決するために、その問題が生じた原因を探ったり、気持ちの整理をしていくこと。

通常のエネルギーレベルの人には、面談・相談(Consulting)のスタンス。
相手に問題点や解決法を教えること。


*上記のエネルギーレベルは独立したものでなく連続性のあるものです。
——————————————–

いずれにおいても、
継続的(Continuity)な双方向のコミュニケーション(Communication)を築けることが理想的です。


一度産業医面談に来られた方が、しばらくたってまた来られる。

面談者のリピーターのできる産業医、以上の
「5C」を意識してた産業医でありたいと思います。