産業医と新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)と企業の安全配慮義務 2.2

産業医.comから、5月第4週時点における企業の新型インフルエンザ対策のポイントです。

2.新型インフルエンザに関して忘れられようとしている点

・発症国とされているメキシコでの詳細は不明です。ウイルスの起源もわかっていません。

・このウイルスは Quadruple reassortnant virusで、ヒト、鳥、豚2種の4つのタイプの生物にかかりうるウイルスです。

このウイルスが、鳥インフルエンザのウイルスとくっついたり

タミフル耐性インフルエンザウイルス(実在します)とくっつくと、

危険度の高い、場合によっては殺人ウイルスとなる可能性があります。


・現在のH1N1 Influenza A(豚インフルエンザ)の状況が、歴史的に危惧されていた実際のpandemicなのか、それとも単なる序章なのか、それはまだわからないということ。

 数年前に香港で起こったSARSはpandemicとはなりませんでした。

 しかし、これはその後になって言えることで、当時はどうなるかは誰にもわかりませんでした。


秋(10月頃)の日本国内でのインフルエンザシーズンが始まるまでに、この新型インフルエンザワクチンの十分な製造が間に合わない可能性が十分あること。


過度な不安をあおることは不要ですが、まだ、気を抜くには早いような気がします。

会社としてのポリシーと考え、対策をたてておく重要性は変わりません。

豚で準備し、鳥に備える」という考えも大切です。

より詳しい説明、対策方法のご質問等は管理人へご連絡下さい。


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