いじめ・パワハラでうつ病になったが、労災認定されなかったら

このブログを見ていただき、どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

気になるニュースがあり、upします。

いじめ・パワハラでうつ病に 依然高い労災認定の壁

上記記事内容を要約すると、
・パワハラやセクハラ、いじめもうつ等の労災認定の原因になるなど、厚生労働省は力を入れている
・でも、結局、その審査方法(判定方法)をかえないといけないのでは。だって、やった会社がやりましたっていわないでしょ。
という内容。

個々の審査方法を細かくは知りませんが、「第三者が同僚達に匿名でヒアリングする」、というのは、効果的な方法です。私のクライエントではこの方式をお願いしています。

気になったのは、この記事にある女性の話。
自分はいじめ等があったと訴えたが、会社が認めてくれなかったと。
つまり、その後、職場転換や金銭的解決(退職)の方法がなかった(選択肢が提示されなかった)ということかと推測します。

産業医としてアドバイするのであれば、
あなたは、がんばるところまでがんばったと思います。
こんなつまんない会社にとどまることなく、早く、自分の人生を生きていきましょう。こんなこと、過去にして、次の一歩へすすみましょう。
ということです。

1万人以上の人と関わってきた私の経験上、
人の思考回路の軸は、過去軸と未来軸があります。
それに交差するように、報酬(アメ)軸と罰則(ムチ)軸があります。

どの軸を選ぶのかは、自分が決められます。
あなたなら、どれを選びますか?

メンタル社員の復職受け入れ体制について

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「いいね!」ボタンを押してくださった方に、

いつもありがとうございます。

産業医の武神です。


今回は、

メルマガ読者様からいただきました以下質問にお答えしたいと思います。

【メンタルヘルスの不調によって、休職していた社員の復職を受け入れる体制として、以下3点についてご教示いただきたいです。宜しくお願い致します。】

 【①受け入れる側の社員達にどのように理解を求める方法と注意点】
 【②産業医との連携】
 【③本人との定期面談】


あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。



【①受け入れる側の社員達にどのように理解を求める方法と注意点】

私は、基本的には復職社員の上司に産業医面談をすすめています。

その上司の希望により、部門(同僚達)へ15分程度の出張講義も提案し提案しています。



「NGワードはありますか?」

と、よく聞かれます。

これには、

「ありすぎて、伝えきれません。」

とお答えしまします(笑)。



ホントです(失笑)。



病気に対して、”やさしい心”で接してくれる人には、

「常識の範囲内で考えていただければ結構です。」

とか、

「(メンタルでなく)他の病気の人からカムバックした人と同じと考えて、自然にお願いします。」

といいます。


病気にのない人には、

「安全配慮義務とその実行責任」について説明します。


簡単にいうと、

「会社が訴えられるだけでなく、あなた個人(特に上司)が訴えられる事例もでてきています。」

と、いうことです。

理解できなくても、

会社としての【義務】である。

(仕事の一部である)

という説明です。



【②産業医との連携】

月1回の訪問の場合は,

復職後1,2回は必ず本人と産業医面談します。

その後、上司と人事との面談は、希望に応じてです。


また、何かあったときは常に、人事から私にメールが来ることになっています。

(即対応は弊社のサービスの売りです)


そもそも、この「何か」が、起こる可能性が高い人=心配な人は、復職させません。

常勤の産業医がいる会社でないのですから、

四六時中、医師のカバーが必要な状態の人を復職させる必要はないと思っております。



【③本人との定期面談】

月1回の訪問の場合は,

復職後1回目の訪問時は必ず本人と産業医面談します。

2回目もする場合が多いですね。

就業制限がある間は、原則面談有だと思います。

制限がなくなり、1回は面談して、後は本人の自由にお任せです。



以上、
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。



こころの健康 気づきのヒント

いつもありがとうございます。

産業医の武神です。


今回は、

【こころの健康 気づきのヒント】

の情報をシェアさせていただきます。


あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。


こころの健康 気づきのヒント
bit.ly/AmkCX0 


以上、

あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。

厚労省「こころの耳」リニューアル

いつもありがとうございます。

産業医の武神です。

今回は、

【厚労省「こころの耳」リニューアル】

という内容のお話しをさせて頂きます。


あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。



ご存知でしたでしょうか、「こころの耳」サイト


あまり目立った宣伝がないので、知らない衛生管理者も多いかと思います。

しかしながら、かなり利用価値の高いサイトとなっています。



企業の担当者自らの学びとして

チェックリストなどのネタ元(ツール)として、

実際に働く人のメール相談先として、
(働く人の「こころの耳メール相談」)

上司などへの啓蒙の場として


色々な利用方法があると思います。


詳しくはこちら、
「こころの耳」
bit.ly/n6os7a


以上、

あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。

産業医への相談 メンタルヘルスが大幅に増加、5年前の2倍近く

いつもありがとうございます。

産業医の武神です。


今回は、

【産業医への相談 メンタルヘルスが大幅に増加、5年前の2倍近く】

という内容のお話しをさせて頂きます。

あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。



厚生労働省の平成22年 労働安全衛生基本調査によると、

労働者の産業医に対するメンタルヘルスに関する相談が大幅に増加していることがわかりました。

(調査は、常用労働者10人以上の1万2413事業所を対象に実施し、8742事業所から回答を得たものです)




産業医が関与した業務の内容(従業員数50人以上の事業所)を見ると、

「健康診断結果に基づく事後措置、再発防止措置の指導」(73.5%)、

「健康診断の実施に関すること」(63.2%)、

「健康相談・保健指導等の実施」(60.6%)

が、5年前の前回調査と同じく上位に入りました。




前回調査から大幅に増加しているが

「メンタルヘルスに関する相談」(34.9%)で、

前回調査(18.2%)の2倍近く

となっています。




メンタルヘルス上の理由で

【連続1カ月以上休業した労働者がいる事業所の割合は】

5.9%でした。



事業所規模で割合に差が大きく、

労働者数1000人以上(90.3%)、

500~999人(72.5%)、

300~499人(58.3%)であるのに対して、

10~29人(2.2%)、

30~49人(8.5%)となっていました。



産業別では、

電気・ガス・熱供給・水道業(27%)、

情報通信業(14.5%)、

複合サービス業(13.9%)、

学術研究,専門・技術サービス業(12.9%)では割合が高く、

生活関連サービス業,娯楽業(2.4%)、

生活関連サービス業,娯楽業(2.8%)、

建設業(4.0%)では低いという結果でした。

 

関連リンクはこちらへ

以上、
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。