WHOの新しいパンデミックインフルエンザ対策ガイドライン

このメールを開いていただいて、どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、

【WHOの新しいパンデミックインフルエンザ対策ガイドライン】

について、お話をさせていただきます。


WHOは、2013年6月10日に、2009年の新型インフルエンザウイルス(H1N1型)(通称豚インフル)が流行した際にしていたガイドラインにあった、6段階制を廃止しました。


新たな指針では、警戒水準の設定に柔軟性を持たせ、以下のような4分類となっています。


1.大流行と大流行のはざまのフェーズ
 通常期にあたります。新型インフルエンザが流行っていない時期=ニュースをにぎわせていない時期ですね。
 2013年ではなく、もう一つ前の鳥インフルエンザ(H5N1)はこれでしょうかね。

2.警戒フェーズ
 新たなウイルス型が発見された際にあたります。注意して見守っています的な時期です。
 2013年春に中国で一時新たな鳥インフルエンザ(H7N9)が流行しかけましたが、これが該当するのではないでしょうか。

3.パンデミック・フェーズ
 世界的な大流行が確認されたときです。
 ちょうど、2009年の豚インフルエンザ(H1N1)が、メキシコとアメリカを超えて3つ目の国で発見されたとき以降の時期ですね。

4.移行フェーズ
 危険度が低下した時期です。
 パンデミックインフルエンザとして、免疫をもたない多くの人たちがかかりまくっていた時期が終わり、季節のインフルエンザのとなる移行期に該当すると思います。
 2009年の豚インフルエンザ(H1N1)は、現在はすでに季節のインフルエンザの一つとなっていますが、これにあたるでしょう。


特記すべきことは、WHOの新たなスタンスです。
・WHOは、上記のフェーズの発表のみを行います。
また、
・国や地域により状況は異なるため、各国がそれぞれ行動指針を定めることを強く推奨するとしています。


参考までに、WHOの旧ガイドライン(方針)では、以下となっています。
フェーズ4:人から人への感染が持続的に確認
フェーズ5:人から人への感染」が2カ国以上
フェーズ6:地域を越えた人から人への感染


■参考リンクはこちら■


以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。

また、以下をクリックして、アンケートにご協力頂けますと幸いです。
これからも、ご質問のある方は、以下のアンケートよりお願いします。
■http://bit.ly/jw17lT■
(とくに、うつ病などのメンタルヘルスについて何を知りたいか教えて下さい。お答えしていきたいと思います)

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