産業医が唱える企業の新型インフルエンザ対策のポイントは、
正しい知識を持つこと
と
状況に分けた対策計画を持つこと です。
あなたの会社の産業医を活用し、会社にあったインフルエンザ対策を作りましょう。
1.鳥インフルエンザ・Avian Flue (H5N1)の正しい知識
人での感染の特徴。
ほとんどの症例で重症肺炎からARDSを併発し呼吸不全
強い全身症状、多臓器不全、下痢、脳炎様症状などの呼吸器以外の症状も見られる。
決定的な治療薬はなく、致死率高いため予防が大切。
流行地域に行かない。
鶏など家禽との接触を避ける。羽毛、排泄物、加熱不十分な肉・卵製品を避ける。
鳥インフルエンザウイルス感染を疑うべき患者
現在の日本において鳥インフルエンザウイルス感染を疑う患者は、以下の条件を満たす者です。
1)H5N1鳥インフルエンザが流行している地域へ渡航または在住し、帰国後10日以内
2)その地域で鳥(体液や排泄物も含む)またはH5N1鳥インフルエンザ感染の患者と接触した
3)咳・痰・呼吸困難などの呼吸器症状、および発熱を有する
2.新型インフルエンザ・Pandemic Influenzaの正しい知識
特徴
症状は、咳・痰・呼吸困難などの呼吸器症状および発熱。(普通のインフルエンザに近い)
感染の拡大の予防が大切です。
外出後の手洗い、マスクの着用、流行地への渡航、人混みや繁華街への外出を控えること(不要不急の外出の自粛)が重要。
十分な休養で体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとることも大切。
Respiratory hygiene & Cough etiquette:呼吸器衛生と咳エチケット
発症したら?
抗インフルエンザウイルス薬の内服と移動制限
疑わしいときは自宅待機。会社に来ないでいい企業文化をつくっておきましょう。
産業医へ連絡。 (こういうときに非協力的な産業医は変えたほうがいいと思います。)
3.企業における平常時の新型インフルエンザ対策のポイント
正しい知識を持つ
鳥インフルエンザと新型インフルエンザの違い
新型インフルエンザも「インフルエンザ」の一種
予防方法の習慣化
咳エチケット、手洗い、うがい、
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3M社製 N95マスク 8000N95(1箱30枚入)
食料品や日用品の買い置き
4.企業における新型インフルエンザが発生した時の対策
新型インフルエンザが発生した時は、国・都も迅速に情報を発信します。(海外発生はWHOが発信)
まず、正確な情報収集を
感染しないために、咳・発熱症状の人には近づかない。不要不急の外出の自制。
もし発熱・咳等あり、発症が疑われる時は保健所や区市町村に連絡を。
あやしい人は、自宅待機。会社に来ないでいい企業文化をつくっておきましょう。
産業医にも連絡を
以上、ごく簡単に説明しました。
企業での勉強会、講習会ご希望の方はお問い合わせ下さい。希望に応じて、単に勉強会で終わらず、その後の体制作りまでサポート致します。