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┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━産業医武神健之━━
いつもありがとうございます。
産業医の武神です。
今回は、
【4年連続で100万件を超えている労基署等への労働相談件数】
という内容のお話しをさせて頂きます。
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
平成24年5月29日、厚生労働省より
「平成23年度個別労働紛争解決制度施行状況」
の集計結果が発表されました。
【個別労働紛争解決制度】とは、
企業組織の再編や人事労務管理の個別化等に伴い、
労働関係に関する事項について
個々の労働者と事業主との間の紛争が増加したことから、
その紛争について実情に即した迅速かつ適正な解決を図るため
にできた制度です。
具体的には、
都道府県労働局長の助言・指導制度、
紛争調整委員会のあっせん制度
等があります。
今回の発表結果をみると、
平成23年度の【総合労働相談件数】は
1,109,454件と前年度比で1.8%減少
となりましたが、
4年連続で100万件を超え高止まりの状況です。
労働基準法上の違反を伴わない解雇、
労働条件の引下げ等の
いわゆる【民事上の個別紛争に関するもの】が
256,343件となっており、
こちらは制度施行以来、【過去最高を記録】しました。
最近3ヶ年度の主な個別紛争の動向をみると、
前年度と比べ
「解雇」に関する相談は減少したものの、
「いじめ・嫌がらせ」は前年度比16.6%増と大幅に増加しています。
「いじめ・嫌がらせ」については、
近年、職場で問題視されているパワーハラスメントにも関係してくることから、
管理職向けの研修を実施したり社内に相談窓口を置くなどして、
未然に問題を防ぐ体制づくりが求められています。
■参考リンクはこちら■
bit.ly/LDGup8
以上、あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。