これからの安全配慮義務

いつもありがとうございます。

産業医の武神です。


今回は

【これからの安全配慮義務】

という内容に関するお話しをさせて頂きます。


あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。

まず、先週のメルマガの復習です。


労災認定された場合、労災保険制度により、

企業は労災補償の出費を免れます。


しかし、

損害賠償請求(民事訴訟)となって、企業側に落ち度ありとなった場合、

企業は賠償を自ら負います。



そうならないためにはどうすればいいのか?

そのため、会社は、

【労働者個人の健康状態等を配慮】

して管理することが必要です。




では、具体的に、

どのような心がけで、どのようにやっていけばいいのか、

【これからの安全配慮義務】

として、解説させて頂きます。




会社には、安全配慮義務がありますが、

実際に

【安全配慮義務を実行】するのは、

多くの場合、

【職場の上司(部門長)】です。



上司(部門長)は生産性だけでなく、健康管理の視点も踏まえて、

部下の勤怠管理を行うことが求められています。



ここまできて、

上司(部門長)達に、

「何かやれ!」

というだけでは、

何も解決にはなりません。

責任の転化です。



大切なのは、

上司(部門長)達に、

【何を】

【具体的にどのように】

 (どのような言葉かけ、どのような点に注意、どのように対処・・・)

【いつ】

 (どれくらいのタイミングで)

【何で】
 
 (どういう理由でやらねばならないのか)

【どこで】

やるのか、指導することです。



そして、実際に、

問題の初期症状に、気がついた時や

解決できない状態になった時や、

援助が必要になった時に、

どのようなサポート体制があり、

どのようなアクション(行動)を起こせばいいのか、

そこまで、会社側(たいていは人事部)で、決めておくことが大切です。



しかし、

この内容は深いです。


【医学的(medical)な内容】

 どのような症状がどのような病気につながる可能性があり、どの程度対処すればいいのか等


【法的(legal)な内容】

 これらに関する法律、ガイドラインについてやその傾向等


【社会的(責任)(social, CSR)な内容】

 企業規模に応じて、業種や実際の作業に応じて、どこまでが社会的に求められているのか等


もりだくさんです。


このメルマガの読者様は、
(特に、メルマガをここまで読んで頂いている読者様は、)

かなりの、勉強家だと思います。


だからこそ、

そこまで、一緒に考えてくれる産業医を

ぜひ、見つけて下さい。



産業医でお困りのことがあるときは、

お気軽にご相談頂けますと幸いです。

誠意を持って答えさせて頂きます。

まずは、ご連絡下さい。




以上、

あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。



また、以下をクリックして、アンケートにご協力頂けますと幸いです。


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