産業医の選任にあたって①

個人的な見解ですが、あなたの会社の企業内産業保健サービスに、産業医活動にどうぞお役立て下さい。

 

 

近年、産業医資格を持つ医師は増えております。

 

産業医の需要も高まるばかりですが、本当に個々の企業の求めるリスク管理レベルの産業医活動を行える産業医は多くはありません。

 

既に企業内産業保健サービス(産業医システム)が出来上がっている企業での産業医業務に従事している医師がほとんどだと思いますが、名ばかりの産業医(とそれでよしとしている企業)も少なくありません。

 

企業内産業保健サービスの中には、法律で定められた安全衛生管理委員会やメンタルヘルス・過重労働対策などいくつかの重要な決まりごともあります。

 

しかしながら、企業内産業保健サービスの実際の運営方法に決まったものはなく、各々の企業スタイルにあわせての個別の対応が、企業経営側にも受け入れられやすいのではないかと思います。

 

 

近年の数々の法改正、刻々と変化する社会情勢、めまぐるしく変わる労働者の労働状況・・・

定期健診やメタボリック健診のみならず、メンタルヘルスから過重労働対策、安全配慮義務・・・

企業に求められる社会的責任(CSR)やリスクマネジメントは増加の一途を辿っています。

 

 

このような時代には、従来の「産業医一人におまかせ」式や「健診先医療機関丸投げ」式の企業内産業保健サービスでは、今後の多様化するニーズへの対応には限界があると感じます。

 

単なる登録だけの産業医、決められたルーチーンワークだけをこなすだけの産業医では、対応が遅れてしまいます。

 

一方、企業側にも、「企業内産業保健サービス」、「企業の安全配慮義務」、「労働安全衛生法」などの取り扱いがはっきりしていないなどの問題がないわけではありません・・・(つづく)

 

 


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