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「いいね!」ボタンを押してくださった方に、
いつもありがとうございます。
産業医の武神です。
今回は、
メルマガ読者様からいただきました以下質問にお答えしたいと思います。
【メンタルヘルスの不調によって、休職していた社員の復職を受け入れる体制として、以下3点についてご教示いただきたいです。宜しくお願い致します。】
【①受け入れる側の社員達にどのように理解を求める方法と注意点】
【②産業医との連携】
【③本人との定期面談】
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
【①受け入れる側の社員達にどのように理解を求める方法と注意点】
私は、基本的には復職社員の上司に産業医面談をすすめています。
その上司の希望により、部門(同僚達)へ15分程度の出張講義も提案し提案しています。
「NGワードはありますか?」
と、よく聞かれます。
これには、
「ありすぎて、伝えきれません。」
とお答えしまします(笑)。
ホントです(失笑)。
病気に対して、”やさしい心”で接してくれる人には、
「常識の範囲内で考えていただければ結構です。」
とか、
「(メンタルでなく)他の病気の人からカムバックした人と同じと考えて、自然にお願いします。」
といいます。
病気にのない人には、
「安全配慮義務とその実行責任」について説明します。
簡単にいうと、
「会社が訴えられるだけでなく、あなた個人(特に上司)が訴えられる事例もでてきています。」
と、いうことです。
理解できなくても、
会社としての【義務】である。
(仕事の一部である)
という説明です。
【②産業医との連携】
月1回の訪問の場合は,
復職後1,2回は必ず本人と産業医面談します。
その後、上司と人事との面談は、希望に応じてです。
また、何かあったときは常に、人事から私にメールが来ることになっています。
(即対応は弊社のサービスの売りです)
そもそも、この「何か」が、起こる可能性が高い人=心配な人は、復職させません。
常勤の産業医がいる会社でないのですから、
四六時中、医師のカバーが必要な状態の人を復職させる必要はないと思っております。
【③本人との定期面談】
月1回の訪問の場合は,
復職後1回目の訪問時は必ず本人と産業医面談します。
2回目もする場合が多いですね。
就業制限がある間は、原則面談有だと思います。
制限がなくなり、1回は面談して、後は本人の自由にお任せです。
以上、
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。