このブログにお越し頂きどうもありがとうございます。
今日は、
【定期健康診断における有所見率の改善のために&労災防止計画ご存知ですか?】
というお話です。
まずは、
第11次労災防止計画(H20年からH24年)の確認です。
知識の整理のためです。
詳しくは資料(定期健康診断の結果と今後の方針)をご参照ください。
ざっくりまとめますと、
・国の第11次労災防止計画は、
定期健康診断における有所見率の増加傾向に歯止めをかけ、減少に転じさせたい
としています。
・一般定期健康診断の有所見率は、項目の増えた平成元年から増加の一歩
・有所見率は、項目別には横ばいもあるが、全体的には増加傾向
・有所見率は、脂質、肝機能、血圧がtop3
・定期健康診断の実施状況は、30人以上の従業員のいる企業ではほぼ100%の実施率(この表では実際の受診率はわかりませんが、たいてい89%以上です。)
・対策としていろいろあるが、「労働時間の短縮」も明記されている
あなたの会社では、できていましたか?
現在進行中の12 次労働災害防止計画の目標は、ざっくりいいますと以下になります。
■労災死亡者を減らす
■過重労働対策
平成 23 年と比較して、平成 29 年までに週労働時間 60 時間以上の雇用者の割合を 30%以上減尐させる。
■メンタルヘルス対策
平成 29 年までにメンタルヘルス対策に取り組んでいる事業場の割合を 80%以上とする。
■腰 痛 対策
平成 24 年と比較して、平成 29 年までに社会福祉施設の腰痛を含む労働災害による休業 4 日以上の死傷者の数を 10%以上減尐させる。
■熱中症対策
平成 20 年から平成 24 年までの 5 年間と比較して、平成 25 年から平成29年までの5年間の職場での熱中症による休業4日以上の死傷者の数(各期間中(5 年間)の合計値)を 20%以上減尐させる。
■ 受動喫煙対策
平成 29 年までに職場で受動喫煙を受けている労働者の割合を 15%以下にする。
詳しくは、 12 次労働災害防止計画をご参照ください。
www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei21/dl/12-honbun.pdf