熱中症予防のために

いつもこのブログをお読みいただき、どうもありがとうございます。

今年も暑くなってきました。
ぜひ、衛生委員会のネタ(議題)として、ご活用ください。

厚生労働省が熱中症予防を広く国民に呼びかけるため、リーフレット「熱中症予防のために」を作成し、夏季に向かい気温の高い日が続くこれからの時期に備え、こまめな水分補給、エアコン等の使用などの予防法について等、熱中症予防の普及啓発・注意喚起の取組を推進しています。

本リーフレットでは、

  1. 屋外にかかわらず室内でも起こりうる熱中症について、熱中症の原因となる“暑さ”を避けるための室内や外出先でできる対策
  2. こまめな水分補給やエアコンなどを使った予防法を紹介するなど、熱中症による健康被害を防ぐ方法
  3. 熱中症の症状を紹介し、万が一、熱中症が疑われる人をみかけた場合の対処方法などについて
  4. 熱中症患者のおよそ半数が65歳以上の高齢者なので、暑さに対するからだの調整機能が低下傾向の高齢者はとくに注意が必要と

紹介しています。

◆中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況について◆

 2013年3月末より、中国から感染者が報告されている鳥インフルエンザA(H7N9)については、夏季は、患者の報告が途絶えていましたが、昨年10月以降、再び患者数が増加しています。また、中国本土で感染したとみられる事例が台湾・香港に加え、マレーシアでも1例確認されました。

 2013年10月以降の患者数:220名(うち死者数:21名)(WHOの2月18日発表等に基づく。)

 各医療機関におかれましては、引き続き、38度以上の発熱と急性呼吸器症状を呈し、症状や所見、渡航歴、動物との接触歴等から鳥インフルエンザA(H7N9)を疑う患者を診察した場合は、最寄りの保健所へ情報提供いただくよう、ご協力のほどお願いします。

<鳥インフルエンザA(H7N9)ついて(厚生労働省)>
www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html

<鳥インフルエンザA(H7N9)への対応について(内閣官房)(2月17日更新)>
www.cas.go.jp/jp/influenza/tori_inf/index.html

<疾病発生情報(FORTH(厚生労働省検疫所))>
www.forth.go.jp/news/2013/04041512.html 

<中国における鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染事例に関する
リスクアセスメントと対応(国立感染症研究所)(1月29日更新)>
www.nih.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/2276-flu2013h7n9/a-h7n9-niid/4324-riskassess-140129.html

 

年収3000万稼ぐ人のメンタルヘルス対策【不安への対処方法】

いつもこのブログをお読み頂き、どうもありがとうございます。

今日は「不安に対処する・不安を克服するには?」というお話をしたいと思います。

 産業医の面談に来る方の中で「不安なんです・いろいろな不安があるんです」という相談をよく受けます。そのような時、まずはお話を伺うのですが、わたしがどういう考えを持って接しているのか?というのを、どういったアドバイスをするのか?を交えてお話したいと思います。

 まず皆さんにご理解いただきたいのは「不安」というのは人間ならではの高等で高度な感情だ、ということです。例えばサルやライオンには「不安」という感情は無いと思います。本能はありますが、不安はありません。なぜならば、不安というのは「未来に対する恐怖心」だからです。  例えば、明日ごはんが食べられなくなるのではないか・明日ローンが払えなくなるのではないか。こういった「先のことを考える」ことは、人間特有の考えなのです。サルはバナナを持っているときに「明日はバナナが食べられないかもしれない」とは考えません。ライオンは「明日はうさぎを捕まえられないかもしれない」などとは思いません。食べ物を隠すなど、本能的にそう思っているのではないかという行動をすることはありますが、考えて不安になるということは無いのです。  「不安」というのは、未来に対する恐怖心であり「不安に思っていることは、実際にはまだ起こっていないことである」というのを認識してください。

 では不安があったらどうすればいいのか?  一番のお勧めは一人で抱え込まないで人に話すということです。  人に話すだけで、不安の半分は解決します。なぜかというと、話すという行為の中で不安を外に出しているからです。誰かに話す時はそれなりに整理してみなさんお話しますから、それである程度すっきりして解決できるのです。恐怖というのは私たちの脳の中では、比較的中央の方にある扁桃体という部分で感じていると言われています。いわゆる、は虫類脳、原始的な感覚の脳機能を司る部分です。これにたいして、人間で発達している脳の外側の部分、大脳皮質をたくさん働かせてやれば、原始的な脳の誤った考えを修正できるのです。大脳皮質を働かせるために、「頭を使う」ことが大切です。他人に話すという行動は、話を未意識レベルでも整理しているので、このプロセスをふんでいるのです。  プロの産業医やカウンセラーであれば、話しにくいことであってもしっかりと吐き出せるようにうまく聞き出してくれます。必要な方は話をしに行ったら良いと思います。これで不安の半分は解消できます。  反対に言えば、不安だといっている人の聞く人はアドバイスなどはせずにしっかり聞いてあげればいいということです。相手にしゃべらせればしゃべらせるほど、相手の大脳皮質が、扁桃体に働きかけてくれていますから、治療効果はあるのです。

 残り半分の解消できないことについてはどうすればよいか。  まず、紙に書いてください。話すときと違って綺麗に書く必要はありません。箇条書きでも汚いメモでもなんでも良いです。ノートの左側のページに日付と不安に思った事柄をどんどん書いていき、右側のページはそのままにしておきます。書いたらちょっと眺めてみてください。落ち着いて「不安」の内容を眺めてみると、中には「これをやっておけば良いのでは?」と思う内容があるものです。行動で解決できることは行動するのが一番です。

 また、大きい不安を書いてあっても内容が漠然としている場合、それを漠然としたままにせず細分化・クラックダウンしてみてください。例えば「仕事で期日までにこのプロジェクト終わるかどうか不安」と書いてあるとします。実はそれは部長に怒られるかもしれないから不安、というものであったり、自分の能力が誰々に低く評価されるかもしれないから不安、であったりするのです。もしかすると、プロジェクトがおわらないことがただただ不安だけれども、プロジェクト内容を細分化してみると、9割はおわっているなんてこともあります。  細分化できたら(先回りして)対処できるかもしれません。書くだけで終わらせず、書いたものを見て対処できるものは対処する。細分化できるものは細分化する、そしてまた、対処可能なものは対処するというのが大切です。  不安というのは漠然としているからこそ不安なのです。不安を明確に文章化できれば、残りのうちのさらに半分は解消しますので、是非やってみてください。

 ちなみに「部長に怒られるかどうか」については「胡麻を擂っておく」というのも一つの手ですが、相手の行動や反応は、ある意味自分ではどうしようもないことなので寝て忘れるしかありません。最悪の事態を想定し、それに備えることができれば、全ては想定内になります。

 さて、上記2つで、できることはやった。しかし、それでもどうしようもないことは不安として残ります。これをどうするか?  ひとまず放っておいて寝てください。そして、3週間ぐらい経ったところでもう一度ノートを見直してください。そうすると、あなたが考えていた不安の多くは「実現していない」ということがわかると思います。よく言葉で「不安というのは未来に対する恐怖だから、実際には起こらないから大丈夫」というような人もいます。それは事実なのですが、実際そうではあるのですが、人に言われただけの言葉というのは耳には入っても心までは届かないのです。

 書いてみて、細分化して、できることはやって、できないことだけ放っておいてください。  3週間後に、さて起こったかな?とノートを見てみると「あぁ起こっていないじゃないか」ということが実感できるのです。「起こっていない」と確認できたら、書いた不安をペンでぐしゃぐしゃっと消してしまってください。それを繰り返すことで、不安の多くは実現しないことだから、そんなにおびえたり不安に思ったりすることは無いのだということが腑に落ち、きちんと理解できるようになるのです。

 このワークで不安に対処できるようになった方というのは実際にたくさんいらっしゃいます。もしあなたがいま不安を抱えている、大切な人やご友人・ご家族が不安を持っているようだったら、ちょっとこのワーク、この動画を教えてあげていただけると大変嬉しいなと思います。

 今日は不安に対処する方法についてお話しました。不安というのは未来に対する漠然とした恐怖なので、人に話したり、書いたり、実際にそれが起こらないということを確認することによって、必ず対処できます。

 以上、あなたの心と身体の健康管理にお役立て頂ければ、たいへん嬉しく思います。

ワールドカップ@ブラジル旅行における感染症の予防と注意

このブログへお越し頂きどうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今回は、
【ワールドカップ@ブラジル旅行における感染症の予防と注意】
というお話です。

2014年は、ブラジルでサッカーのワールドカップが開催されています。
ブラジルに行かれる方は、(場所にも寄りますが)中南米地域などの風土病「黄熱」の予防接種が推奨されています。厚生労働省では、渡航者の健康を守る観点から、渡航の際の注意事項について検疫所のホームページに掲載するとともに、早めの黄熱予防接種を呼びかけるリーフレットを作成しています。
行かない方も、計画的な黄熱予防接種などについて、普及啓発などのご協力をお願いします。


ワールドカップ観戦でブラジルへ渡航される方へ(FORTH)
www.forth.go.jp/news/2013/12101510.html

リーフレット「黄熱の予防接種を受けましょう!」(厚生労働省)
www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kaigai-kansenshou/dl/131202-leaflet.pdf


以上、あなたの心と体の健康管理と自己成長と、あなたの会社の安全衛生管理にも、ご活用いただけると幸いです。
コメント、ご質問等、お待ちしております。http://bit.ly/jw17lT 
全てしっかり、読ませていただいております。ご質問には、真剣にお答えさせていただきます。

海外旅行における感染症の予防と注意

このブログへお越し頂きどうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今回は、
【海外旅行における感染症の予防と注意】
というお話です。

年末年始に海外へ旅行される方向けの感染症情報を提供します。
海外には、日本国内にない感染症もあります。厚生労働省では、ホームページを通じて、海外に旅行される方へ、感染症を防ぐための情報を提供しています。
海外へ行かない方も、注意喚起への御協力をお願いします。

厚生労働省:年末年始における海外での感染症予防について
www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel/2013winter.html

検疫所ホームページ:年末年始に海外へ渡航される皆さまへ!
www.forth.go.jp/news/2013/12021202.html

以上、あなたの心と体の健康管理と自己成長と、あなたの会社の安全衛生管理にも、ご活用いただけると幸いです。
コメント、ご質問等、お待ちしております。http://bit.ly/jw17lT 
全てしっかり、読ませていただいております。ご質問には、真剣にお答えさせていただきます。

 

社員のうつ病早期発見ポイントと、実際の声のかけ方

このブログをご覧いただき、どうもありがとうございます。産業医の武神です。
今日は、
【社員のうつ病早期発見ポイントと、実際の声のかけ方】
という話をさせていただきます。
今日は、視聴者からのご質問にお答えさせていただきます。

ご質問内容は、
「当社においても、最近特に抑うつ状態に追い込まれるケースが散見されます。個人的資質が大きな要素かもしれませんが、そこまでなる前に、”声掛け”が重要と伺ったことがあります。具体的に、何に注意し、どう声掛けしていくのがいいのか?アドバイスをお願い致します。」
ご質問、どうもありがとうございました。

私、産業医武神が具体的で実践的な方法をお答えさせていただきます。

以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理と、あなたの会社の安全衛生管理にも、ご活用いただけると幸いです。

コメント、ご質問等、お待ちしております。http://bit.ly/jw17lT
全てしっかり、読ませていただいております。ご質問には、真剣にお答えさせていただきます。