今回は
【あなたの会社の産業医の属性は?】
という内容でお話しをさせて頂きます。
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
あなたの会社の産業医の先生は、
あなたの会社にいないとき、
普段は何しているのかご存知ですか?
産業医の登録件数が1000人をこえる
ある産業医紹介業者さんに登録されている
産業医の先生達の属性の内訳は、
【勤務医 88%】
【開業医 7%】
【産業医 5%】
となっています。
残念なことに、
多くの嘱託産業医は、
普通の町の病院で働く”街のお医者さん=勤務医の先生”たちです。
主な職場(Number 1 Priority)は、自分初所属する病院・クリニックです。
また、
開業医の嘱託産業医は、
健診や人間ドックという利益率の高い商売(語弊のある言い方ですみません)のための
エントランスとしてやっている場合もたくさんあります。
このような、ながら産業医の先生達が、
近年の数々の法改正、
刻々と変化する社会情勢、
めまぐるしく変わる労働者の労働状況・・・
に対応できないのは、仕方がないかもしれません。
企業に求められる安全配慮義務は、
社会的責任(CSR)としても、リスクマネジメントとしても、
確実に増加の一途を辿っています。
このようなことまで、カバーしてくれはしません。
いえ、できません。できないのです。
私に届く相談には、
現在の産業医の先生が、
1.連絡先として先生のメルアドを教えてくれない。
2.病院/クリニックには電話しないでと言う。
3.質問等しても、返事は早くても3-4日後である。
などもあります。
私に言わせてみれば、
このようなことで悩ます産業医は、
【論外】
です。
このような産業医との共同作業では、
従業員の心と体の健康と、
企業のリスクマネジメントまで考えた
労働衛生管理体制まで到達することはかなり難しいと思います。
米国労働安全衛生研究所(NIOSH)の「健康職場モデル」には、
①従業員の健康や満足度と組織の生産性を両立することは可能である
②従業員の健康や満足度と組織の生産性は相互作用があり互いに強化することができる
という2点を明記しております。
これは、米国に限ったことではなく、日本でも同じかと思います。
このメルマガの読者企業様達には、
ぜひ、そこまで対応可能な産業医を見つけて頂きたいと思っております。
一番の方法は、
【口コミ】
です。
同業他社さんなどから、ぜひ情報を仕入れることをお勧めします。
以上、
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
産業医でお困りのことがあるときは、
お気軽にご相談頂けますと幸いです。
誠意を持って答えさせて頂きます。
まずは、ご連絡下さい。