5月, 2013年

再びおちこまないために、happyな趣味をどうやって見つけるのか?

2013-05-30
この記事を読みにきていただき、誠にありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、うつ対策の話です。

【再びおちこまないために、happyな趣味をどうやって見つけるのか?】

という話をさせていただきます。



うつ病や抑うつ状態の診断書が出て、自宅療養=休職中の社員は、個人差はありますが、少しずつ元気になってきてます。
そりゃとうぜんです。
だって、最もストレス源だった、「職場」から離れているのですから。

復職時に配置転換してくれる企業ばかりではないですから(というか、ほとんどの企業はその職場に戻るのが原則)。
産業医としては、いかに、その人が、二度と落ち込まないように、二度とこんなことにならないように、一緒に歩んでいきます。

その時の方法をひとつ紹介させていただきます。
あなた自身も、または、あなたの大切な人のためにも、ご活用いただけますと幸いです。


まず、基本的なことの確認ですが、

ストレスが、うつを起こす  ばかりではないのです。
(急性ストレスを除きます)


Happyでないことが、ストレスを解消できずに、うつにつながると、僕は考えています。

そんなわけで、今後の落ち込まないためのトレーニングの一つとしてやるのが、
気分転換できる、爽快気分になれる、頭の中から仕事を抹殺できるような、happyな趣味を持とう、つくろう、というものです。


ありきたりの精神科医、メンタル産業医、カウンセラーは、
「たくさん趣味をもちましょう。たくさん書き出して、まずは、やってみましょう。」
といいます。

これではせいぜい3くらいしか、うかんでこない人がほとんどですね。実感として。


産業医武神的には、
「1人でできること x 数人でできること」
「外で(晴れの日に)できること x 室内で(雨の日に)できること」


まず、これを軸にして、4つの枠を作る。
次に、それぞれの枠の中で、
「運動系活動 x 文科系活動」
を挙げてもらっています。

happyな趣味の作り方


それぞれに1つだけあげても、2x2x2=8個。
2つあげれば、16個になります。

もちろん、全部の枠を埋める必要はありません。
埋まったところから、まずはやってみていただければ大丈夫です。

無理なく、たくさん見つかります。


コツとして、
A4の紙などに、上記の表を書いて、家の中に貼っておくといいみたいです(経験者談)。
ふとひらめいたときに、書けるので。

また、夫婦であれば、
幾つかは重なっているといいですね。


以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。
ためになったと思ったら、ぜひシェアして下さい。

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従業員の安全で適正な自転車利用は、事業者の責任です!?

2013-05-29
このブログをご覧いただいて、どうもありがとうございます。
産業医の武神です。


今日は、

従業員の安全で適正な自転車利用は、事業者の責任です!?

という話をさせていただきます。



今回は、平成25年7月1日から施行される
東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例
に関連した内容です。


企業の担当者だけでなく、
普段自転車に乗る人も関係してきますので、よくお読み下さい。


自転車は、環境負荷もなく、健康増進にも役立つ交通手段であり、私たちの生活に密着しています。

しかし、自転車に関連する事故の多発、一部の自転車利用者のルールに違反する危険な運転、歩行者等の妨げとなる自転車の放置等が社会的な問題となっています。

そこで、交通ルールの習得や点検整備の実施といった自転車利用者が守るべき事項を明らかにするとともに、行政、事業者、家庭といった自転車利用者に関係する者の役割を明らかにして、それらの取組を推進することで、自転車の安全で適正な利用を社会全体で促進することを目的として、この条例は制定されました。



内容をかいつまんで説明しますと、



【自転車を利用する人がするべきこと】
  1. 交通ルール・マナーを習得すること。(第11条)

  2. 点検整備が行われた安全な自転車を利用すること。(第17条・第21条)

  3. ヘルメット、反射材等の自転車の安全利用に役立つ器具を利用すること。(第19条)

  4. 自転車事故に備えた保険に加入すること。(第27条)

  5. 保護者は、18歳未満の子供に対して、交通ルール・マナーを習得・実践させなければなりません(第15条)
[産業医からの注意]
 自転車通勤は、会社にしっかり届けていないと、つまり会社に認められていないと、通勤途中の事故でも「労災」に認定されない可能性があります。注意して下さい。



【仕事で従業員が自転車を利用している会社(自転車使用事業者)がするべきこと】
  1. 自転車使用事業者には、以下のような努力義務が定められています。

  2. 従業員に対して、交通ルール・マナーを習得させること。(第12条)

  3. 従業員に対して、点検整備が行われた安全な自転車を利用させること。(第17条・第21条)

  4. 業務における自転車事故に備えた保険に加入すること(第27条)


【自転車通勤する従業員がいる会社がするべきこと】
 まずその従業員本人の責任ですが、従業員を通勤させて事業活動を行っていることから、事業者にも一定の社会的責任があります。従業員が正規雇用かアルバイトかどうかにかかわらず、社会的責任は変わりません。

 [義務]
 自転車通勤する従業員のために事業者が駐輪場所を確保するか、その従業員が駐輪場所を確保していることを従業員に対して確認すること。(第30条)
 従業員が自宅から駅やバス停まで自転車を利用している場合も、その周辺での駐車について、事業者は、駐輪場所の確保か確認をしなければなりません

 [努力義務]
 自転車通勤する従業員に対して、自転車の安全利用のための研修、情報提供等を行うこと。(第14条)


people-ride-bikes-in-amsterdam.jpg


参考リンクはこちら
www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/koutuu/pdf/07_leaf_business.pdf
以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。


また、以下をクリックして、アンケートにご協力頂けますと幸いです。
これからも、ご質問のある方は、以下のアンケートよりお願いします。
■http://bit.ly/jw17lT■
(特に、うつ病などのメンタルヘルスについて何を知りたいか教えて下さい。お答えしていきたいと思います)

国連委員会が政府に「日本は過労死対策」初勧告

2013-05-24

このブログをご覧いただいて、どうもありがとうございます。


産業医の武神です。


今日、気になったニュースです。

 

国連の「社会権規約委員会」が、

日本では、

長時間労働などが原因の過労死・過労自殺

精神的なハラスメント(嫌がらせ)による自殺

が、

「職場で発生し続けていることを懸念する」

と表明。


長時間労働の防止を強化することや、労働時間の制限に従わない場合は制裁を科すよう求めた上で、

「必要な場合は、職場におけるあらゆるハラスメントの禁止・防止を目的とした立法、規制を講じるよう勧告する」

とのこと。


国際機関が日本の過労死問題に踏み込んで改善を促すのは極めて異例です。条約に基づき国連に状況を報告する義務があるため、政府は今後、具体的な防止策を講じる必要に迫られたといえそうですね。


(社会権規約は世界人権宣言に基づく条約で、守るべき労働条件に「休息、余暇、労働時間の合理的な制限」などを明記してあり、日本を含む締約国160カ国には、取り組みを国連に報告する義務があります。)

1.5リットルのライト飲料で糖尿病リスクが59%増!?

2013-05-23

このブログを開いていただいて、どうもありがとうございます。

産業医の武神です。



今日は、

【1.5リットルのライト飲料で糖尿病リスクが59%増!?】

という話をさせていただきます。
 

フランス国立保健医学研究所(Inserm)の研究によると、

人工甘味料入りの炭酸飲料は、

2型糖尿病(Type 2 diabetes)のリスク上昇に関連があるそうです。


人工甘味料


この調査はフランス人女性66188人を対象に、

中高年女性の

食生活と健康について調査した研究です。 



砂糖を含む清涼飲料と人工甘味料を含む清涼飲料、100%フルーツジュースの消費と

糖尿病のリスクとの関係を比較したところ、
 

砂糖・人工甘味料を含む清涼飲料を飲む女性の方が糖尿病になるリスクが高いことが判明しました。
 

カロリーオフの炭酸飲料(人工甘味料入りの飲み物)を1週間500ml消費した被験者の糖尿病リスクは、

15%上昇。
 

週に1.5リットルの飲んだ場合は、

59%もリスクが増加。
 

100%フルーツジュースでは、糖尿病のリスクに影響を与えなかった。

 【産業医のコメント】

この調査では、食生活は調査していないようなので、その点は少し、?ですね。

そもそも、カロリーオフ飲料を好む人は、もともと肥満の人なのではないかとも感じます。


しかし、いえる事は、
 

砂糖だけでなく代替甘味料も2型糖尿病に関しては危ないということです。
 

ちなみに、
人工甘味料=代替甘味料を、アスパルテーム
といいます。

パルスイーと
ご存知でしたか?

American Journal of Clinical nutritionより)

忙がしい日ほど、

2013-05-22
忙がしい日ほど、気分転換心がけていますか?
image

ダイエット飲料が糖尿病リスクを増やす!?

2013-05-21

このブログを見ていただき、どうもあがとうございます。

産業医の武神です。


今日は、

【ダイエット飲料が糖尿病リスクを増やす!?】 

という話をさせていただきます。

 自販機


公衆衛生学の桜井勝金沢医科大准教授の研究発表によると、
 

カロリーを抑えたダイエット用の清涼飲料や
炭酸飲料を週に1本(約250ミリリットル)以上飲む中年男性は、

ほとんど飲まない人に比べ、
 

2型糖尿病を発症する危険性が1.7倍になる
 

とのことです。



この研究は、

富山県の金属製造工場に勤務する3555歳の男性2037人を対象に、

ノンカロリーをうたった果汁飲料や炭酸を飲む頻度や量を毎年の健康診断で尋ね、

2003年から追跡調査したものです。



家族の既往歴や本人の運動習慣、喫煙、飲酒量など糖尿病に関わる他の要因を除外し、
飲料と発症との関連を計算したところ、

10年までに170人が肥満や運動不足などが原因で起きる2型糖尿病になったとのこと。


原因の可能性としては、

  • 清涼飲料に含まれる人工甘味料が甘いものへの食欲を増進させている
  • 肥満度の高い人が、そうした飲み物を好む傾向がある

などが考えられます。


参考リンクはこちら

www.nikkei.com/article/DGXNASDG18022_Y3A510C1CR8000/

以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。

いじめ・パワハラでうつ病になったが、労災認定されなかったら

2013-05-17
このブログを見ていただき、どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

気になるニュースがあり、upします。

いじめ・パワハラでうつ病に 依然高い労災認定の壁
www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2013051702000162.html

上記記事内容を要約すると、
・パワハラやセクハラ、いじめもうつ等の労災認定の原因になるなど、厚生労働省は力を入れている
・でも、結局、その審査方法(判定方法)をかえないといけないのでは。だって、やった会社がやりましたっていわないでしょ。
という内容。

個々の審査方法を細かくは知りませんが、「第三者が同僚達に匿名でヒアリングする」、というのは、効果的な方法です。私のクライエントではこの方式をお願いしています。

気になったのは、この記事にある女性の話。
自分はいじめ等があったと訴えたが、会社が認めてくれなかったと。
つまり、その後、職場転換や金銭的解決(退職)の方法がなかった(選択肢が提示されなかった)ということかと推測します。

産業医としてアドバイするのであれば、
あなたは、がんばるところまでがんばったと思います。
こんなつまんない会社にとどまることなく、早く、自分の人生を生きていきましょう。こんなこと、過去にして、次の一歩へすすみましょう。
ということです。

1万人以上の人と関わってきた私の経験上、
人の思考回路の軸は、過去軸と未来軸があります。
それに交差するように、報酬(アメ)軸と罰則(ムチ)軸があります。

どの軸を選ぶのかは、自分が決められます。
あなたなら、どれを選びますか?

心臓疾患のリスクは、30代からの認知機能低下をもたらしている!?

2013-05-15
この記事を見ていただいて、どうもありがとうございます。産業医の武神です。


心臓病のリスク(喫煙、肥満、高コレステロール、高血圧、糖尿病等)は、30代、40代という若いうちから脳の認知機能を低下させている可能性があるそうです。
brain

オランダで、35歳から82歳の人3778人を10年間調べた研究です。

とくに、喫煙の有無と、糖尿病の有無が、認知機能の低下に強い相関を認めたとのこと。


喫煙、肥満、高コレステロール、高血圧、糖尿病等は、50-70歳になってからの健康リスクの増加だけではなく、若いうちからの健康リスクの増加にも関係しているんですね。
 

若い人でそんなこと考えている人、いないでしょう。
 

ちょっと考えてみる必要あります。

ぜひ、シェアしてください。 

Increases in heart disease risk factors may decrease brain function

The Dutch Alzheimer Foundation and Dutch Kidney Foundation funded the study. The research was published in the American Heart Association journalStroke.

  • Increases in heart disease risk factors may decrease brain function.
  • The association between the two was noted in young and middle-age adults as well as the elderly.
  • Smoking and diabetes were especially linked with reduced brain function.

 

研究者・技術者の「うつ病」対策

2013-05-14

共著者として参加しています。
現場に働く産業医たち渾身の400ページ!かなりの実用書です。私もこれで勉強しています。

研究者・技術者の「うつ病」対策
技術情報協会編集
研究者・技術者の「うつ病」対策

僕の担当分野は、外国人労働者のメンタルヘルスケアです。
食住」でなくて「食住」という概念を提唱しています。
外国人労働者のメンタルヘルスケア
 

本書籍は一般書店では取り扱いをしておりません。

購入希望者は、私にご連絡ください。
定価99,750(税込)ですが、著者紹介で10%割引が可能です。

以上、ご活用いただけますと幸いです! 

ヘリコバクター・ピロリ胃炎と診断するのに、感染診断と内視鏡検査はどちらが先ですか?

2013-05-13
このブログにきていただき、ありがとうございます。
産業医の武神です。

今日の話題は、

ヘリコバクター・ピロリ胃炎と診断するのに、感染診断と内視鏡検査はどちらが先ですか?

日本消化器病学会の 
「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎(以下、ピロリ胃炎)の除菌治療に関するQ&A」(2013年4月26日)
によると、内視鏡検査が先と決められています。

感染診断および除菌治療の対象は、
「内視鏡検査によって」胃炎の確定診断がなされた患者
となっているので、内視鏡検査で胃炎を確認する必要があります。

その他のQ&Aはこちら。

ちなみに、胃バリウム検査は、まったくお勧めできません。
いろいろな理由がありますが、医者でバリウム飲んでいる人を私は知らない、という事実をお伝えしてさせていただきます。

以上、ぜひシェアしていただき、ご活用いただけますと幸いです。 
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