産業医の武神です。
今日は、からだの健康に関係して、
【熱中症を、筋肉の発熱から理解する!】
という話をさせていただきます。
暑い日が続きますね。
熱中症に、注意が必要です。
○○対策!が、巷にあふれていますが、基本的に、「対策」するときの基本は3つです。
- 目的を明確にすること。
- 正しい情報源からの知識をもつこと。
- 実際に行動すること。
熱中症に関しては、水分とろう!塩分とろう!的なものばかりなので、ここで、正しい知識をお伝えさせて頂きます。産業医として、クライエントには常に伝えている事です。
熱中症のリスクの高いのは、暑いではなく、暑く、かつ、湿度も高い日です。
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気温・湿度がともに高いと、
1.皮膚からの汗の蒸発が減少します。
2.野外活動や運動により、いつもより、体温が急激にあがりやすくなっています。
このような、下地があります。
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その結果、体温があがります。
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体は、皮膚の血管を拡張し、皮膚を通じて、「熱」を外へ逃がそうとするため、血管内の循環血液量が増えます。
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それはつまり、筋肉内の血液量が減ることとなります。
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よって、筋肉は、より「発熱を逃しにくく」なります。
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体温が下がりづらく、上がって、上がって、熱中症となります。
この対策として、しっかり、たくさん、水分をとることにより、筋肉内の血液量を減らさない
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体温が上がりにくくする
必要があるのですね。
また、熱中症の人がいたら、アイシングすることが緊急治療での第1選択ですが、それは、筋肉を直接クールダウンさせることを、目的としています。
(意識がある人には、同時に水分摂取をさせます。)
以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。
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