ブログを読みにきていただき、誠にありがとうございます。
産業医の武神です。
今日は、My daily input(読書・学び・想い)として、
【休暇を”計画”することで、人は既に幸せになっている】
という話をさせていただきます。
最近の研究によると、
休暇を”計画”することで、人は既に幸せになっている。
しかも、その効果(幸せの感情)は、8週間続くとのこと。
オランダのBreda University of Applied Sciences のJeroen Nawijn氏の研究で、
雑誌、Journal Applied Research in Quality of Lifeに発表されました。
成人オランダ人1530人を対象に、32週間の研究期間の間に、974人が休暇をとったとのこと。
この人たちの、休暇と幸せ度(happiness)を調べましたとさ。
その結果は、
「休暇が終わると、幸せは普通レベルにもどってしまう。」
これは、納得ですね。
「休暇が楽しくなかった人は、休暇後にhappyにならない。」
普通に、予想通りですね。
「休暇が楽しかった人も、休暇後の特別なhappinessというものはない。休暇にいかなかった人と同じレベル。」
これは、ちょっと残念な感じです。
しかし、
「休暇がとっても楽しかったというひとは、休暇後happinessが2週間つづいた」
ちょっと、安心しました。
産業医のコメント;
やはり、休暇の後は”仕事”にもどる(=ストレス?)ということが、幸せ度を下げてしまうのでしょうか。。。
メンタル疾患(精神疾患)を持っている人の自殺は、休暇後(復職直後)が要注意といわれていますが、それとも関連ありそうで納得です。
この研究からいえるのは、
長い休暇よりも、こまめの休暇をとったほうが、(計画期間が増えるので)、より幸せな時間が続く
ということでしょう。
私自身は、休暇からの帰宅途中に、次の休暇の日時と場所を決めてしまう、ということを数年前からやっています。
長期休暇の計画は、1年前に始まり、10ヶ月前には予約済みです。そして、それを楽しみに、1年間やっています。
夏休みも終わった今日この頃、あなたの次の計画は何ですか?
ぜひ、教えてください。
■参考リンクはこちら■
link.springer.com/content/pdf/10.1007%2Fs11482-009-9091-9.pdf
以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。
コメント、ご質問等、お待ちしております。全てしっかし、読ませていただいております。ご質問には、真剣にお答えさせていただきます。
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