今日は、嘱託産業医の有効な利用方法についてもお話します。
常勤の産業医がいる会社であれば、常にメンタルストレスをもった従業員が直に相談することも可能ですが、
嘱託産業医の多くは普段は会社にいないため、産業保健スタッフや管理監督者が日々の労働者への相談をすることが多いと思います。
また、嘱託産業医の限られた訪問時間を有効に使う上でも、産業保健スタッフや管理監督者が最初の対応をできると有効です。
実際の嘱託産業医の役割としては、労働者の健康状態を正確にアセスメントすることが、特に重要です。
従業員のメンタルヘルス相談に関しても、
その従業員が専門的な治療がいるか否か、
就業場の措置を必要としているか否か、
についての判断こそが、産業医の役目です。
産業医は、必要に応じて、外部の医療機関を紹介したり、就業制限を勧告するなどの措置を行います。
産業医はその場で治療を行うわけではありません。
(それを期待している会社は二重のリスクを負うことになります。詳しくは管理人へ・・・)
あなたの会社の産業医とは、メールや電話で気軽に相談できる体制になっていますか?
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