脳・心臓疾患の労災は、残業時間が長いほうがやはり多い

2013-07-17
ブログを読みにきていただき、誠にありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、こころの健康、および、労働安全衛生に関係して、
脳・心臓疾患の労災は、残業時間が長いほうがやはり多い 】
という話をさせていただきます。

厚生労働省では、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスなどが原因で発病した精神障害の状況について、平成14年から、労災請求件数や、「業務上疾病」と認定し労災保険給付を決定した支給決定件数などを年1回、取りまとめています。

平成25年6月21日に、厚生労働省より、最新の平成24年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」まとめが、発表されました。

今回は、脳・心臓疾患の労災補償状況について、
産業医武神のコメントとともに、紹介させていただきます。
(精神障害の労災補償状況については、前回の記事をご覧下さい)


【脳・心臓疾患の労災補償状況について:産業医のコメント】
>表1-1 脳・心臓疾患の労災補償状況
精神障害と違い、こちらのほうは、請求件数は、ここ数年横ばいです。認定率も大きな変化はありませんね。

>表1-2 脳・心臓疾患の業種別請求、決定及び支給決定件数
やはり、肉体的労働の多いと考えられる業種が上位を占めています。
定期健康診断の適切なフォローアップが必要と思われます。

>表1-6 脳・心臓疾患の時間外労働時間数(1か月平均)別支給決定件数
精神障害と違い、こちらのほうは、やはり残業時間が多い人たちの数が多いです。
残業というストレスだけでなく、寝る直前の食事、睡眠不足など、体に直接的な悪影響をもたらしてしまっているのでしょうか。


【脳・心臓疾患の労災補償状況について 概要】
(1)請求件数は 842件で、前年度比 56件の減。3年ぶりに減少した。【P3 表1-1】
(2)支給決定件数は338件(前年度比28件の増)で、2年連続で増加した。【P3 表1-1】
(3)業種別(大分類)では、請求件数は、「運輸業,郵便業」178件、「卸売業,小売業」127件、「建設業」123件の順で多く、支給決定件数は「運輸業,郵便業」91件、「卸売業,小売業」49件、「製造業」42件の順に多い。中分類では、請求件数、支給決定件数ともに「運輸業,郵便業」の「道路貨物運送業」127件、71件が最多。【P4 表1-2、P5 表1-2-1、P6 表1-2-2】
(4)職種別(大分類)では、請求件数は「輸送・機械運転従事者」163件、「専門的・技術的職業従事者」133件、「サービス職業従事者」116件の順で多く、支給決定件数は「輸送・機械運転従事者」86件、「専門的・技術的職業従事者」62件、「販売従事者」39件の順に多い。中分類では、請求件数、支給決定件数ともに「輸送・機械運転従事者」の「自動車運転従事者」152件、83件が最多。【P7 表1-3、P5 表1-3-1、P6 表1-3-2】
(5)年齢別では、請求件数は「50~59歳」272件、「60歳以上」223件、「40~49歳」216件の順で多く、支給決定件数は「50~59歳」118件、「40~49歳」113件、「30~39歳」56件の順に多い。【P10 表1-4】


■参考リンクはこちら■

精神障害の労災補償状況
www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034xn0-att/2r98520000034xp9.pdf

 以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。
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