産業医の武神です。
今日は、うつ対策の話です。
【再びおちこまないために、happyな趣味をどうやって見つけるのか?】
という話をさせていただきます。
うつ病や抑うつ状態の診断書が出て、自宅療養=休職中の社員は、個人差はありますが、少しずつ元気になってきてます。
そりゃとうぜんです。
だって、最もストレス源だった、「職場」から離れているのですから。
復職時に配置転換してくれる企業ばかりではないですから(というか、ほとんどの企業はその職場に戻るのが原則)。
産業医としては、いかに、その人が、二度と落ち込まないように、二度とこんなことにならないように、一緒に歩んでいきます。
その時の方法をひとつ紹介させていただきます。
あなた自身も、または、あなたの大切な人のためにも、ご活用いただけますと幸いです。
まず、基本的なことの確認ですが、
ストレスが、うつを起こす ばかりではないのです。
(急性ストレスを除きます)
Happyでないことが、ストレスを解消できずに、うつにつながると、僕は考えています。
そんなわけで、今後の落ち込まないためのトレーニングの一つとしてやるのが、
気分転換できる、爽快気分になれる、頭の中から仕事を抹殺できるような、happyな趣味を持とう、つくろう、というものです。
ありきたりの精神科医、メンタル産業医、カウンセラーは、
「たくさん趣味をもちましょう。たくさん書き出して、まずは、やってみましょう。」
といいます。
これではせいぜい3くらいしか、うかんでこない人がほとんどですね。実感として。
産業医武神的には、
「1人でできること x 数人でできること」
「外で(晴れの日に)できること x 室内で(雨の日に)できること」
まず、これを軸にして、4つの枠を作る。
次に、それぞれの枠の中で、
「運動系活動 x 文科系活動」
を挙げてもらっています。
それぞれに1つだけあげても、2x2x2=8個。
2つあげれば、16個になります。
もちろん、全部の枠を埋める必要はありません。
埋まったところから、まずはやってみていただければ大丈夫です。
無理なく、たくさん見つかります。
コツとして、
A4の紙などに、上記の表を書いて、家の中に貼っておくといいみたいです(経験者談)。
ふとひらめいたときに、書けるので。
また、夫婦であれば、
幾つかは重なっているといいですね。
以上、ぜひ、あなたの心と体の健康管理にも、ご活用いただけると幸いです。
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