このブログを開いていただいて、どうもありがとうございます。
産業医の武神です。
今日は、
【1.5リットルのライト飲料で糖尿病リスクが59%増!?】
という話をさせていただきます。
フランス国立保健医学研究所(Inserm)の研究によると、
人工甘味料入りの炭酸飲料は、
2型糖尿病(Type 2 diabetes)のリスク上昇に関連があるそうです。
この調査はフランス人女性6万6188人を対象に、
中高年女性の
食生活と健康について調査した研究です。
砂糖を含む清涼飲料と人工甘味料を含む清涼飲料、100%フルーツジュースの消費と
糖尿病のリスクとの関係を比較したところ、
砂糖・人工甘味料を含む清涼飲料を飲む女性の方が糖尿病になるリスクが高いことが判明しました。
カロリーオフの炭酸飲料(人工甘味料入りの飲み物)を1週間500ml消費した被験者の糖尿病リスクは、
約15%上昇。
週に1.5リットルの飲んだ場合は、
59%もリスクが増加。
100%フルーツジュースでは、糖尿病のリスクに影響を与えなかった。
【産業医のコメント】
この調査では、食生活は調査していないようなので、その点は少し、?ですね。
そもそも、カロリーオフ飲料を好む人は、もともと肥満の人なのではないかとも感じます。
しかし、いえる事は、
砂糖だけでなく代替甘味料も2型糖尿病に関しては危ないということです。
ちなみに、
人工甘味料=代替甘味料を、アスパルテームといいます。
(American Journal of Clinical nutritionより)