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いつもありがとうございます。
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産業医の武神です。
今回は、
【社員への病院紹介について】
という内容のお話しをさせて頂きます。
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
今回は、よく頂く質問のひとつにお答えしたいと思います。
【Q.人事の者です。メンタル社員から病院の紹介を頼まれたのですが、特定の病院を紹介してもいいのでしょうか?】
【A.原則として「会社として」の紹介はしない。産業医が個別判断で紹介するのは可、しかしその時も「複数」の施設をあげてもらい、最終的にどこを受診するかは、「社員に」ゆだねるべき。】
そのこころ(理由)は、
病気は、治るものばかりとは限りません。
なかなか期待した結果とならないときに、ネガティブな感情が紹介者に向かうこともあるかもしれません。
産業医との面談の中で、産業医が紹介をしてくれる場合もあります。
施設名(と担当医名)を教えてくれるだけの場合から、
紹介状を書いてくれる場合もあります。
(もちろん無料なはずです)
これは、メンタルな病気でも、カラダの病気でも同じはずです。
カラダ病気の場合は紹介するけれど、メンタルではなし、という産業医は、問題があると思います。
また、巷では、
「最低でも、病気が改善しない場合、その責任を会社・産業医に追及しない旨の承諾書を提出させる」
ポリシーの会社(産業医)もいるようですが、個人的には、そこまでは不要と考えています。
(高血圧や糖尿病での病院紹介でもここまでやるのでしょうかね。)
産業医は、
【従業員のもしものときも、信頼できる機関との提携・連携による安心の医療体制により、最善の選択枝を提案】
するべきです。
これは、メンタルな病気でも、カラダの病気でも同じはずです。
ただし、最終的には、医者と患者の【相性】も重要です。
なので、私は、2-3つの施設(と担当医)を紹介させていただくことが多いです。
あくまで、最終判断は、その社員のものと思っています。
これはあくまで、産業医の仕事、であって、
会社(人事)の仕事ではないと思います。
ここらへんは、産業医の先生の考え方にもよりますので、
一度、産業医の先生とご相談されてはいかがでしょうか。
これからも、ご質問のある方は、以下のアンケートよりお願いします。
以上、
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。