いつもありがとうございます。
産業医の武神です。
今回は、
【今までの健康概念は通用しない!?】
という内容のお話しをさせて頂きます。
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
drtakegami.comメルマガ、産業医.comブログ読者の方々によくいただくご質問(リクエスト)に、
安全衛生管理よりも、個人としての「健康管理」はどうしていますか?
というものがあります。
私の産業医としての「働く人の健康」対する考えです。
あなたのご感想もいただけますと幸いです。
国による健康対策は、以下が大まかなところではないでしょうか。
- 体の健康対策として、メタボ健診(啓蒙、予防、早期発見早期治療)、歩け1万歩計画など。
- 心の健康対策として、様々な法整備、4つのケア、休職者の復職奨励など。
しかし、現状は・・・
- 生活習慣病やメタボの増加
- 10年以上続く、3万人以上の年間自殺者
- メンタル休職の一般化(増加)
- ひきこもり
- キレる
- 海外志向低下、留学者減少、海外勤務希望新入社員減少
原因背景として考えられることは、以下などがあげられます。
- 一人世帯増加、晩婚化
- IT化、24時間オンライン、
- 社会性の変化、興味の対象は半径2mのみ
- グローバル化、競争、コミュニケーション
このよう中で、今までの健康概念は通用しません。
健康オタクも、ポジティブ思考オタクも、自己投資オタクも、
バージョンアップ(進歩・複雑化)し続ける
社会システムへ対応できなければ、
それがストレス原因となり、健康を害します。
このような環境の中、私たちは、こころとからだの健康だけでなく、
積極的に自分を磨く必要があります(自己研鑽)。
正しい知識をもち、
実践し、
「個」としてのタフネス(resilience)を構築する必要があります。
そして、
自ら成長できる「個」
↓
強い社員
↓
強い企業
↓
強い日本
体の健康管理の基本は、「カロリー」。
- カロリー摂取=食事
- カロリー消費=運動
体の健康管理の次のステップは、「クオリティ(質)」
- 食べるものの質=添加物や保存料、自然食などに関すること
- 運動の質=目的にあった運動スタイルの構築
こころの健康の基本は、「ワークライフバランス」
- 成功して幸せになるのではありません。
- 幸せを感じることができる人が、成功するのです。
- オフの過ごし方、家族サービス、旅行、気分転換など
こころの健康の次のステップは、「知識」
- ストレスやメンタルヘルスに関する知識
自己研鑽の基本は、「自学自動」
- 読書、読書、読書
- 身近な成功者(目標の人)をまねることからはじまります
自己研鑽の次のステップは、「実践:Trial and Error」
- やってみて、そこからの”学び”で人は伸びます
あなたのご意見もいただけますと幸いです。
これからは、安全衛生管理関連だけでなく、上記関連記事もupします。ご期待下さい!