4月, 2014年

職場のストレス対策は、ネガティブ要因を減らすよりも、できることがあります。

2014-04-30
いつもこのブログをお読みいただき
どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、
【職場のストレス対策は、ネガティブ要因を減らすよりも、できることがあります。】
という、視聴者の方からのご質問にお答えします。


過重労働を減らしましょう!
仕事の量を減らしましょう!
仕事の質を見直しましょう!

と、いいますが、
【できていない】
職場がほとんどです。

近年のアメリカを中心とした
新しい心理学の研究では

上記のような、ネガティブな要因を減らすよりも、
ポジティブな要因を増やす方が効果が高いとされています。

実際の方法として、どのようなものがあるのでしょうか。
ぜひ、この動画でご確認ください。

産業医によるストレス対策超実践的セミナー 
12. 教科書通りのストレス対策職場はうまくいかない、うまくいく職場とは?
(産業医 武神の動画 088)

以上、あなたの心と体の健康管理と自己成長と、あなたの会社の安全衛生管理にも、ご活用いただけると幸いです。
コメント、ご質問等、お待ちしております。bit.ly/jw17lT
全てしっかり、読ませていただいております。ご質問には、真剣にお答えさせていただきます。

家族がうつ病の薬を飲みながら働いています。休職のタイミングは?

2014-04-23

いつもこのメールをお読みいただき
どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、
【家族が、うつ病の薬を飲みながら働いています。休職のタイミングは?】
という、視聴者の方からのご質問にお答えします。

こちらの動画をぜひご視聴ください。


視聴者からの質問にお答えしています。
【家族が、うつ病の薬を飲みながら働いています。休職のタイミングは?】
(産業医 武神の動画 050)


今日の相談内容は
「夫がメンタル不調で休職することになりそうです。
どうしたら良いでしょうか。アドバイスをお願いします。」
という内容です。

いただいたメールは奥様からのもので、
ご主人は以前にもメンタル不調になったことがあるそうです。

その時は休職にはいたりませんでしたが、
通院・服薬をし、
会社に時間調整をして貰って落ち着いた経験をお持ちです。

その後、2〜3年は大丈夫だったのですが、
秋頃から部署異動などの環境の変化があって、
調子が悪くなってきたそうです。

もともとは非常に良く寝る人で、
また良く食べる人だったのですが、
最近眠れない・食欲がわかないと
言いはじめたということで、
奥様の方からご主人に通院をした方が良いのではないかと勧めたそうです。

ご主人も過去に通院した経験がありますから、
素直に通院を開始しました。

理由は書いていないのでわかりませんが、
前とは違う病院・違う先生にかかることにしたそうで、
今は睡眠導入剤と軽めの抗うつ剤を飲んで勤務しているそうです。

会社では過重労働面談行われていたそうですが、
注意喚起はありませんでした。


奥様自身が自分にも何かできなかったのかなと
非常にへこんでいるとも書かれていました。

ご主人自身は職場で人のミスを被らされたり、
自分だけが沢山仕事をすることになっていて、
疲れて仕事を続けていく自信がない、
辞めたいと言っている。

主治医の意見は、
薬を飲み始めているので、
もうちょっと働いてみたらということです。

奥様としては心配だから休ませてあげたい。
どういう風にもっていけば休ませることができるでしょうか、
という内容でした。


この話を聞いてまず最初に思ったことは、
ご自身と奥様が症状に気が付いて
通院を開始しているというのが非常に良いことなんじゃないかな
と思います。

また、このような状況になったことを
奥様は気に病んでいるようですが、
ご自身を責める必要はまったくないと思います。

むしろとても良いことです。

前々回の動画で
【家族がうつに理解が無い場合、どうしたらよいでしょうか?】
(産業医 武神の動画 048)
という話をしたのですが、
それとはまったく正反対で非常に良いと思います。


私の知りえた範囲で考えますと、
まだ奥さんが休職を決めるべきではないと思います。

調子が悪くなっているのが事実であっても、
以前に通院と職場の配慮で回復したという
成功・回復体験があり、
今は通院を開始してお薬を飲み始めているわけです。

まだ職場の調整にはいたっていませんが、
いまの段階では、内服をしつつ勤務して、
状況の変化を見守るか、
もしくは会社にもう一度カミングアウトしていって、
前回と同じような環境についての配慮をしていただいて、
お薬プラス環境変化という
前回と同じパターンにもっていって、
どうなるかを見ていっても良いのではないかと思います。

また、そのあたりについて、
職場の理解、対応というのがどうなっているか
を調べてからでも良いのではないでしょうか。


ご主人が仕事をやめたいといっている
ということですが、
これは非常に微妙な問題です。

基本的に働く人が仕事が原因のメンタル不調を起こしている場合、
仕事を辞めればたいてい治ります。

辞めさせられるのではなく、
自ら辞めるというのであれば治る場合がほとんどです。


ただこれはあくまで病気が
非常に重篤になる前の段階だった場合です。

病気が本当に重たくなって
辞めさせられた感がある場合は
回復には結びつきません。

うつ病というのは
重くなればなるほど思考回路が
上手くまわらなくなってしまいますので、

思考回路が上手くまわっているときに
自分で色々考えて辞めたいといっている
のであれば「辞めれば良い」ということになります。

ですが、もう思考回路があまりまわっていないのであれば
「辞めたい」というのは一旦切り離して
「今は判断をする時と状況ではないですよ」
とした方が良い結果を得やすいです。

メンタル休職を繰り返す人たちの特徴について

2014-04-16

いつもこのブログをお読みいただき
どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、
【メンタル休職を繰り返す人たちの特徴について】
について、お話します。




今日は休職を繰り返す人、
再休職常習者に見られる傾向
についてお話します。

わたしの産業医としての経験の中で、
新しい問い合わせがある場合に、よく
【休職常習者への対応に困っている】
という話があります。

そこで休職を繰り返している方と
面談をする中で
見えてきたことがありましたので、
皆さんにお伝えしたいと思います。


人間は
すべてのものが見えているわけではなく、
多くの人は
【見たいものしか見えていない】
といいます。

休職常習者は、
この傾向が非常に強いです。

————————————-
見えていない部分を
「盲点」「スコトーマ」といいます。
————————————-

この
見たいものしか見えていないというのは、
ジュリアス・シーザー(カエサル)の例もある通り、
2000年以上前から言われていることなのです。

この
「見たいものしか見えていない」というものには、
大きく分けて二つのパターンがあります。

————————————-
まずひとつは自分に関してです。
自分の考えていることに関して、
見えているものが全てなのだというものです。
————————————-

そのため、
必死になりすぎてしまう。
今度復職して、がんばらなければいけない。
がんばれなかったら、首になってしまう、
首になってしまったら、一家離散、
この世の終わりだ、と。

再休職になる=首になると思うのです。
こういった固定観念を持っている方が多いです。

この方達の話をよくよく聞いてみると、
この方たちの思考回路、すなわち、見ている現実というのは
働かなかったら・首になったら、家においておいてもらえない。
働けない亭主なんてお荷物だから離婚になり、
家から追い出される。
追い出されたら住むところも無く、ホームレスになるしかない。
家族も父親がいなくなったら、終わりだ。
崩壊だ。
こういった、極端な視野の狭さがあるのです。


————————————-
もうひとつのパターンは、
周りに対する、見たいことしか見ていない
タイプです。
————————————-

一番ありがちな例は、
わたしは悪くない
わたしは被害者であるというものです。

同僚の△さん・上司の○さんのせいでわたしはこうなった、
という思考回路です。

こういう方は、同じ職場に戻ると
本人のマインドセットが変わっていませんので、
同じことを繰り返す傾向が非常に強いです。

もしくは、本人の防御を高くして戻っても
時間の問題で、休職を繰り返してしまうことになります。

実際には
わたしは悪くない誰々が悪いと言っても、
会社がそのように認識しているのか
事実としてはどうなのか?
というのはわからないわけです。

このあたりを
一歩下がって客観的に見ることができない
というのが、この方たちの特徴なのです。


実際に産業医や臨床心理士・カウンセラーなどは
こういった方々に対処しなければならないのですが、
してはならない・うまくいかない方法をとっている方が多いです。

それは、正面から
「いえ、そうではなく、こういうパターンもあるじゃないですか」
などと、正面衝突するようなやり方です。

これは言われた本人からすると
「この先生はわたしのことをわかってくれない」と、
クレームになります。

不愉快なことは見えておらず、
見えていないことを言おうとする人というのは
不愉快以外の何者でもないわけです。

そのあたりを踏まえて、
ゆっくり付き合い寄り添って、
少しずつ頭をやわらかくしたり、
違う現実があることを教えてあげたり
することが重要です。

————————————-
これができるかどうかが、
良い産業医・カウンセラーのとても大切な部分だと思います。
————————————-

見たいものしか見ず、視野が狭くなっている方々に
違うビジョンを見せられれば
目の前がぱーっと晴れ視野が変わるはずなのですが、

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何か原因・トリガーがあって、
新しい世界を見たがらないというのが、
再休職の常連者たちの
特徴なのではないかと思います。
————————————-

そのトリガーをあなたは
意識して、面談していますか?

以上、あなたの心と体の健康管理と自己成長と、あなたの会社の安全衛生管理にも、ご活用いただけると幸いです。
コメント、ご質問等、お待ちしております。bit.ly/jw17lT
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産業医武神より、厚生労働省の健康づくりのための睡眠指針2014について

2014-04-09

いつもこのブログをお読みいただき
どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、
【厚生労働省の健康づくりのための睡眠指針2014について】
について、お話します。
(最後にぜひ人事担当者、衛生管理者にはご視聴頂きたい動画の案内があります)


前回の睡眠ガイドラインは
平成15年3月に「健康づくりのための睡眠指針〜快適な睡眠のための7箇条〜」
という形で発表されていました。

その後10年が経過し、
睡眠に対する科学的知見も蓄積され
2013年から2022年までの
健康日本21(第二次)(二十一世紀における第二次国民健康づくり運動)
も始まったことから、今回の発表となったのだと思います。


以前の睡眠ガイドラインは、
【いい睡眠のコツ】
を主に説明していました。

今回のものは
【睡眠の大切さに主眼】
をおいている感じがします。

個人的には、今回のもののほうが好きですね。

以下のように、頭の中でフレーム作ると
とらえやすいです。
衛生委員会でご活用ください。

1条は総論
2〜5条は基本的な知見
6〜10条は予防や保健指導
11、12条は睡眠異常の早期発見

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厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」
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1条 良い睡眠で、からだもこころも健康に
2条 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを
3条 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります
4条 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です
5条 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を
6条 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です
7条 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ
8条 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を
9条 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠
10条 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない
11条 いつもと違う睡眠には、要注意
12条 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を
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companydoctor.jp/?attachment_id=1404
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視聴者からのQ&A:人事担当者がうつになったとき

2014-04-02

いつもこのブログをお読みいただき
どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

メルマガ読者、YouTube動画視聴者の人事の方から、
5年ぶりの異動をきっかけに体調不良となり、肉体的異常はなく、まさか自分が・・との状態
と緊急メールを頂きました。

一般社員よりもメンタルヘルスの知識があったから、早く気づくことができたのだと思います。この早い気づきを無駄にしないためにも、ぜひ、動画の中でできる”行動”を実際に実行していただきたいと思います。

 

以上、あなたの心と体の健康管理と自己成長と、あなたの会社の安全衛生管理にも、ご活用いただけると幸いです。
コメント、ご質問等、お待ちしております。bit.ly/jw17lT
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ストレス対策セミナーで伝えていること

2014-04-02

いつもこのブログをお読みいただき
どうもありがとうございます。
産業医の武神です。

今日は、
【ストレス対策セミナーで伝えていること】
について、お話します。


頼まれるセミナーで多い内容リクエストが、
【ストレス】
に関することです。

今日は、ストレスに関して、
学校どころか、普通のセミナー講師や産業医では
教えてくれない、彼/彼女たちも知らない
ストレス対策の内容を少しお話ししたいと思います。

厚生労働省、および、おおくの一般的セミナー講師や産業医は、

【ストレスとは】
ストレス要因、ストレス反応、ストレス耐性
から理解できます。

として、説明しています。

このメルマガではいちいちその内容を説明しませんが、
内容的には、間違いではありませんね。

しかし、これでは
だから何?
肝心のストレス対策はどうしたらいいの?
ということに、具体的につながらないのです。

一方、
産業医の武神流にストレスを説明すると、

【ストレス=強度(インパクト)×継続時間】
です。

ストレスの強度とは、
どれくらい予測しなかったことかとか
どれくらい、ビッグイベントが起こったとか
個人にとってのビッグイベントなのか、
誰にとってもビッグイベントなのか、
などをさします。

継続時間とは、
そのストレスが、どれくらいの期間続いてきたのか
これからどれくらい続くのか、
その予想はできているのか、
ストレスのある時間は、途切れないで続くのか、リフレッシュ時間があるのか
などをさします。


すると、それぞれに対して、
対策がたてやすくなります。

全てを想定内にしてしまう技術
ストレス”時間”をコントロールする方法
などなど、

この動画で説明しています。
ぜひ、ご視聴ください。


youtu.be/Z1zNlVMG7hg

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