産業医も気にする企業(事業所)からみた健康の保持・増進の効果

健康の保持・増進に取り組んでいる事業所のうち、「効果がある」とする事業所の割合は49.5%[前回50.6%]でした。

 

事業所の規模別にみてみると、100人以上の規模の事業所においては、「効果がある」が50%を越え、事業所規模が大きくなればなるほど、「効果ある」とする割合は増加しています。

 

やはり、大きい規模の会社の方が、さまざまな機会や選択枝を社員に提供できることなどがおおきいのでしょうか?

 

効果のあった事項については、

1.         「職場の活性化」(25.4%)、が最も多く、

2.         「喫煙者の減少」(22.5%)、 が高くなっています。

 

しかし、これはあくまで、事業所の回答ですので、実際は、従業員(労働者)の感想を参照することが必要ですね。

 健康の保持・増進の効果の有無及び効果のあった事項別事業所割合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)

産業医の職場のインフルエンザ対策について

現在、職場で風邪がはやっています。

特に、今年のインフルエンザには、タミフルが効かないソ連A型もあり、

かからないよう、注意が必要です。

予防、予防、予防、です。

あなたの職場でご活用いただけると幸いです。

4KB厚生労働省 インフルエンザの基礎知識 簡易版

 

 

 

 

厚生労働省からのインフルエンザ、風邪対策のポスターと資料です。

詳しくは、厚生労働省ホームページ「平成20年度今冬のインフルエンザ総合対策について」へ

 

 

Here is an advise on the flu season in Tokyo from Sangyoui (occupational health physician).

Prevention is the most important.

Cover your cough and wear masks to protect yourself and others.

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Here is a poster about cough etiquette in English from The CDC.

Cover Your Cough
Stop the Spread of Germs that Make You and Others Sick!
Serious respiratory illnesses like influenza, respiratory syncytial virus (RSV), whooping cough, and severe acute respiratory syndrome (SARS) are spread by:
   Coughing or sneezing
   Unclean hands


To help stop the spread of germs,
  Cover your mouth and nose with a tissue when you cough or sneeze.
  If you don’t have a tissue, cough or sneeze into your upper sleeve, not your hands.
  Put your used tissue in the waste basket. 

Clean your hands after coughing or sneezing
Wash with soap and water.
or
Clean with alcohol-based hand cleaner.


Note: You may be asked to put on a surgical mask to protect others.

産業医も気にする従業員(労働者)が、健康管理やストレス解消のために、会社に期待すること

「健康管理やストレス解消のために会社に期待することがある」とする労働者の割合は68.8%[前回65.1%]となっています。

 

そのうち、期待する内容としては、

1.         「がん検診や人間ドックの受診費用の負担の軽減」(41.6%)、

2.         「休養施設・スポーツ施設の整備、利用の拡充」(33.4%)、

3.         「健康診断の結果に応じた健康指導の実施」(27.0%)、

4.         「施設整備等の職場環境の改善」(20.5%) の順となっています。

 

年齢が上になるほど、「健康診断の結果に応じた健康指導の実施」が高くなっており、

年齢が下になるほど、「休養施設・スポーツ施設の整備、利用の拡充」が高くなっています。

 

 

会社に期待することの内容別労働者割合

図5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)

産業医も気にする従業員(労働者)の現在の健康状態

従業員(労働者)の現在の健康状態をみると、

  •   「非常に健康である」とする労働者の割合は13.2%、
  • 「まあ健康である」は64.2%であり、

「健康である」とする労働者はあわせて77.4%[前回79.5%]となっています。

 

 

男女別にみると、「健康である」とする労働者の割合は男が76.5%、女が78.7%となっています。

 

現在の健康状態別労働者割合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)

産業医も気にする従業員(労働者)の現在の持病の状況

医師から診断された持病が「ある」とする労働者の割合は31.4%[前回28.8%]となっています。

 

男女別にみると、男が33.8%、女が27.8%となっています。

 

持病がある労働者が挙げた具体的な持病の種類(複数回答)としては、

1.         「高血圧」(25.9%) が最も高く、

2.         「腰痛」(24.1%)、

3.         「高脂血症」(16.4%) の順となっています。

 

持病の種類別労働者割合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)

産業医も気にする従業員(労働者)の将来の健康状態に対する不安

81.0%[前回76.0%]の従業員(労働者)は将来の自分の健康状態に対して、不安を抱えています。

 

1.         「大変不安を持っている」とする労働者の割合は10.9%、

2.         「少し不安を持っている」は70.1% です。

 

 

男女別に「不安を持っている」とする労働者の割合をみると、男が81.4%、女が80.4%となっています。

 

将来の健康状態への不安の有無及び程度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください

産業医も気にする従業員(労働者)が普段行っている健康法

自分自身の健康のために普段何か行っている従業員(労働者)の割合は81.1%[前回79.0%]となっています。

 

男女別にみると、男が79.2%、女が83.9%となっています。

 

健康のために何か行っている労働者が挙げた健康法の内容としては、

1.         「食事に気をつけている」(42.5%) が最も高く、

2.         「睡眠をよくとるようにしている」(38.4%)、

3.         「たばこを吸わないあるいは控えめにしている」(36.7%)、

4.         「散歩、体操、ジョギングなどの軽い運動をしている」(30.6%) の順となっています。

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)

 

産業医も気にする企業の心の健康対策(メンタルヘルスケア)の取組状況、取組内容

心の健康対策に取り組んでいる事業所の割合は33.6%と前回[23.5%]に比べほぼ1.5倍になりました。

 

これを事業所規模別にみると、

従業員(労働者)100人以上のすべての規模で、6割を超えており、

1,000人~4,999人及び5,000人以上の規模では9割を超えています。

 

心の健康対策に取り組んでいる事業所のうち、心の健康対策の取組内容をみると、

1.         「労働者からの相談対応の体制整備」(59.3%) が最も高く、

2.         「労働者への教育研修・情報提供」(49.3%)、

3.         「管理監督者への教育研修・情報提供」(34.5%) の順となっています。

 

メンタルヘルスケアの取組の有無及び取組内容別事業所割合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)

産業医も気にする心の健康対策(メンタルヘルスケア)を推進するにあたっての留意事項

心の健康対策に取り組んでいる事業所のうち、

留意している事項がある事業所の割合は95.7%[前回88.6%]で、

すべての規模で9割を超えています。

 

留意している事項がある事業所のうち、具体的な留意事項内容(複数回答)としては、

1.         「労働者の個人情報の保護への配慮」(67.9%)が最も高く、

2.         「職場配置、人事異動等」(59.4%)、

3.         「心の健康問題に関する誤解等の解消」(51.0%)の順となっています。

 

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)

 

産業医も気にする心の健康対策(メンタルヘルスケア)のための専門スタッフの配置状況

心の健康対策に取り組んでいる事業所のうち、

「専門スタッフがいる」とする事業所の割合は52.0%[前回49.8%]となっています。

300人以上の規模の事業所では、8割を超えています。

 

専門スタッフがいる事業所のうち、専門スタッフの種類別の配置状況をみると、

1.         「産業医」(56.5%) が最も高く、

2.         「衛生管理者又は衛生推進者等」(30.7%)、

3.         「カウンセラー等」(27.1%)、

4.         「保健師又は看護師」(22.5%) の順となっています。

 

以上、20081010に厚生労働省より発表された「平成19年 労働者健康状況調査」を、産業医.com的に紹介させて頂きました。(詳しくはこのリンク先の報道発表資料でご覧ください。)