いつもありがとうございます。
産業医の武神です。
今回は、
【社員のうつ病(精神疾患)に関する取り組み方】
という内容のお話しをさせて頂きます。
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
企業様からの問い合わせで、先週から、増えている以下話題をシェアさせて頂きます。
『厚生労働省は6日、「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めました。』
『これをふまえて今後の、社員のうつ病に関する取り組み方など、何か注意をすべき点があればご教示ください。』
話しだせば永遠と話せてしまいますが、
以下3点をあげさせて頂きます。
1.
法令やガイドラインでは、社員の精神疾患への
「予防」→「ケア」→「復職」
が企業に求められています。
あなたの会社は、
休職者の復職へのプロセスはルーチン部分が増えて、
人事部の負担少ない形になってきていますか?
予防とケアについては、
どの会社も改善の余地が常にあります。
毎年、何か新しいことを考えましょう。
2.
職場の精神疾患に対して、
「4つのケア」
で臨むことが求められています。
4つとは、
セルフケア、
ラインケア、
社内スタッフ(人事・保健師や産業医)によるケア、
社外資源によるケア(医療機関、リワークセンター等)
です。
個人的見解ですが、一番大切なのは、
ラインケアです。
3.
過重労働と四(五)大疾病の関係
残業時間が月に100時間、または、2-6カ月平均で80時間以上は、
心臓・脳疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)の発生と
強い関係がある。
と、認識されています。
(45時間以上でも、関係があるとの認識です。)
ひきつづき、過重労働には気をつけましょう。
以上、
あなたの会社の労働安全衛生管理・産業医活動のヒントになれば幸いです。
●上記問題への対処等コンサルティングをお引き受けしております。
受けられた企業様からは、
「とても実践的だった。」
「すぐに使える気がする。」
「リスクの考え方がかわった。扱いやすくなった。」
などの声を頂いております。
あなたの会社でも、いかがでしょうか?