内閣府と厚生労働省は自殺の地域や時期の状況分析結果を発表しました。
年間の自殺者が12年連続で3万人を超えるなか、自殺が最も多い日は「3月1日」の138人で、以下、4月1日、6月1日、5月31日の順だそうです。ワースト10位は月初と月末が占めた一方、最も少ない日は「12月30日」(55.2人)でした。
今回初めてまとめられた自殺動向調査は、警察庁が提供した昨年の自殺統計と2004-08年の人口動態統計を統合したものです。
月ごとの平均自殺者数は3月が91.0人でトップ。4月(87.5人)、5月(86.6人)と続き、最も少ないのは12月(72.9人)でした。リーマン・ショック直後の10月が最多だった08年を除き、毎年3月が最も多かったとのことです。
月ごとの平均自殺者数は3月が91.0人でトップ。4月(87.5人)、5月(86.6人)と続き、最も少ないのは12月(72.9人)でした。リーマン・ショック直後の10月が最多だった08年を除き、毎年3月が最も多かったとのことです。
曜日別では月曜日が92.8人で最も多く、土曜、日曜の週末は減少傾向にあり、生活の変わり目で自殺リスクが高まることが分かるります。
月と曜日を組み合わせると、最も“危険日”といえるのが「3月の月曜」で、平均105.3人と最多でした。最少は「12月の土曜」の63.1人でした。
一方、地域別では、東北地方で農林業や漁業従事者、自営業者の自殺が多い一方、都市部では若い世代の被雇用者の自殺が目立つようです。
最も要注意なのは、妻と死別か離別した35-54歳の男性で無職の人です。
その自殺率は職に就いている妻帯者の20倍にも達するとのこと。有名人の自殺や多人数の無理心中が報じられた直後に自殺者が急増する傾向もみられ、報道の影響がうかがわれます。
その自殺率は職に就いている妻帯者の20倍にも達するとのこと。有名人の自殺や多人数の無理心中が報じられた直後に自殺者が急増する傾向もみられ、報道の影響がうかがわれます。