2005年の厚生労働省「労働安全衛生基本調査」によると、
過去1年間に産業医がメンタルヘルスに関する相談に関与した割合については全体で18.2%となっています。
産業医の訪問時間の1/5がメンタルヘルス相談にあたっているということですね。
事業所規模別にみると、
1,000人以上の事業所は79.4%、
500~999人の事業所は63.8%、
300~499人の事業所は37.3%、
100~299人の事業所は16.7%、
50~99人の事業所は14.0% となっています。
事業所規模が大きいほど、メンタルヘルス相談に割かれる時間が多く、小さいほど、メンタルヘルス相談が少ないというようにもとらえられます。
大きい会社の方が、メンタルストレスが深刻なのか?
そんなことはないと思います。
単に、小さい事業所では、
産業医を選任しているところが少ない。
また、産業医の勤務時間の関係で、そこまで手が回らないなどが理由だと思います。