最近の脳・心臓疾患及び精神障害等の労災補償状況について
2001年を100%とすると、脳・心臓疾患及び精神障害等の労災補償状況は、請求件数(左図)、実際の認定件数(右図)ともに増加しています。
特に、精神疾患(メンタルヘルス関係)での増加が著明です。
脳・心臓疾患及び精神障害等の労災補償状況の内わけについて
実際の労災補償としては、生活習慣病に関するものが、メンタルヘルス等の精神障害関連のものの倍以上あります。
気になる労災caseとしては、
・発症から5年後の請求で、時効後に労災が認定されたcaseもあるということ。
・退職後の自殺を労災として認定したcaseもあるということ。
最近のニュースとしては、
・ トヨタ従業員の自殺が過労死として認定された判決。通常業務後の「サークル活動」が労働時間か否かが焦点になりました。
・ マクドナルド店長の残業時間の判決。管理職、裁量労働制、サービス残業についてが焦点になりました。