経営者と産業医のかかわり
経営者は従業員の安全や健康について様々な義務を負っており、産業医を配置することもそのうちのひとつです。
すなわち、産業医の業務は従業員に対する単なるサービスでは無く、経営者の持つ安全配慮義務の実務を肩代わりしているともいえます。
どの企業においても事故や労働災害の発生を最小限にすることが求められています。
そのためには個々の事例に対応するだけではなく、安全面や環境面で職場全体の改善に取り組む必要があります。
産業医にはそれを実施する専門知識と行動力が求められますが、双方の時間的・物理的・金銭的諸問題により、充分な対応をできない状況があります。
しかし何か問題が発生したとき責任を負うのは経営者自身です。
従って、具体的に今の体制で、クリアできること、できないことを確認し、不足については別のもので補わなくてはならないのが現状です。
「産業医」システムで対応できることもありますし、
社外のソース(EAP等)を利用することがbetterなこともあります。